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作品 《アドルフィーヌ・コプケ(1820-1880年)、画家の妹の肖像》

絵画部門 : スカンディナヴィア絵画

《アドルフィーヌ・コプケ(1820-1880年)、画家の妹の肖像》

© 2007 Musée du Louvre / Angèle Dequier

絵画
スカンディナヴィア絵画

執筆:
Kazerouni Guillaume

1832年6月19日という正確な制作年が記載されているこの肖像画(実際に、クリステン・コプケは作品が完成した正確な日付を署名と共に記載する習慣があった)は、度々作品のモデルを務めていた画家の妹の一人、アドルフィーヌの肖像である。この見事な作品を制作した際、画家はコペンハーゲンのアカデミーで学んでいたが、色彩の調和が巧妙に伴う澄み切った「北欧の」光に対する感覚や、とりわけふくれ面の少女のポーズを取ることに対するためらいの描写といった画家固有の特徴が既に透かし見えている。

デンマーク絵画の黄金期

コプケは19世紀前半のデンマーク絵画の刷新における最も代表的な芸術家のひとりである。「デンマーク絵画の黄金期」と呼ばれるこの時期は、風景画と肖像画が支配する自立的な流派が花開いた。同世代の大多数の画家と同じく、この流派の上にそびえ立つ人物であったエカスベアからコペンハーゲンのアカデミーで学んだ画家は、この作品を完成した際、公式にはアカデミーに既に属していなかったのだが、個人的に通い続けていた。画家の母国は画家の最も好んだ主題で、デンマークの芸術品制作の多くの部分に根付いていた一種の国家主義に帯びた風景画を描き出した。コプケの肖像画はより一層個人的な制作品で、モデルは家族や友人から選ばれていた。

画家の妹

作品は画家の妹アドルフィーヌを描いており、この絵は彼女の後裔からもたらされている。コプケの兄弟や姉妹は、繰り返しモデルを務めている。絵画は画家の習慣により、正確な制作年が記載されている。従って1820年に生まれた彼女の妹は、10歳もしくは11歳で、この絵画は画家の初期作品に当たり、画家自身も22歳であった。少女は白い襟と緑と赤の格子模様の入ったドレスを着て正面から描かれている。顔つきはふくれ面で強く表現されている。

成熟した動き

画家はここで十分に習得した自らの芸術を証明しており、髪と肌の仕上げにおける見事な光の感覚や、抑えられた色階の並置における色彩を示している。少女の衣服は色彩の配置だけでなくその筆さばきにおいても、作品における一番の見せ所であると言えよう。人物の表情と狭められた構図は、力強い存在感をモデルにもたらしている。

作品データ

  • クリステン・コプケ(コペンハーゲン、1810-1848年)

    《アドルフィーヌ・コプケ(1820-1880年)、画家の妹の肖像》

    1832年6月19日

  • カンヴァス、油彩

    縦42cm、横35cm

  • 1995年、モデルの後裔から取得

    R.F. 1995-18

  • 絵画

    リシュリュー翼
    3階
    スカンディナビア諸国 19世紀前半
    展示室D

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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作品の補足情報

右中に署名および制作年:C. Købke 19 6 32