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作品 《アハシュエロス王との謁見のために化粧をするエステル》

絵画部門 : フランス絵画

《アハシュエロス王との謁見のために化粧をするエステル》

© Musée du Louvre/A. Dequier - M. Bard

絵画
フランス絵画

執筆:
Pomarède Vincent

ここでは、聖書の主題が、色彩豊かな神話的オリエント世界を想起させるための口実として用いられている。あらわになった裸体の曲線がアングルを彷彿とさせる一方で、丸みを帯びた官能的な裸婦は、シャッセリオーが作り上げた典型的な女性像の特徴を示している。

口実として用いられた主題

聖書のテーマが取り上げられているものの、宗教画とはなっておらず、オダリスクの登場するオリエント世界のヴァリエーションを描くための口実として用いられている。エステルはオリエントの女性で、シャッセリオーの師アングルが思い描いたような、アラベスク風の曲線で全身が覆われた女性像の一人である。確かに、《エステルの化粧》は、その官能性と女性の身体の曲線に対する偏愛という点において、アングルとそのオダリスクを彷彿とさせる。エステルが東方の女であるにもかかわらず、彼女を取り巻く2人の人物や背景に描かれた空に東方趣味は全く感じられない。布地、金銀細工、エステルの身体の輝きを引き立てている色彩の調和が、シャッセリオーがドラクロワに対して抱いていた称賛の意を物語っている。

エステル

『エステル記』は、バビロニアに流刑となったユダヤ人の若い娘エステルが、捕らわれの身のユダヤ人を虐殺から救い出し、ペルシアの王妃となる物語を語っている。しかし、このテーマは、専制君主を手なずける美しい女奴隷についてのオリエントの物語をも思い起こさせる。

作品の来歴

この絵は1842年のサロンに出品され、シャッセリオーの家族が所蔵していたが、画家の末裔にあたるアルチュール・シャッセリオー男爵によって、1934年にルーヴル美術館に遺贈された。

作品データ

  • テオドール・シャッセリオー(サン・ドミンゲス島サマナ、1819年-パリ、1856年)

    《アハシュエロス王との謁見のために化粧をするエステル》

    1841年

  • 油彩、カンヴァス

    縦45 cm、横 35 cm

  • 1934年、アルチュール・シャッセリオー男爵による遺贈

    別称《エステルの化粧》

    R.F. 3900

  • 絵画

    シュリー翼
    3階
    シャッセリオー
    展示室63

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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