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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《イザベイのアトリエに集う芸術家たち》
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《イザベイのアトリエに集う芸術家たち》
© 1989 RMN / DR
絵画
フランス絵画
細密画家ジャン=バティスト・イザベイが、画家、彫刻家、建築家だけでなく、音楽家、俳優も含む芸術家たちをアトリエに迎え入れている。芸術家たちが纏った洒落た衣裳といった古代風の装飾が、総裁政府時代下の芸術の世界の安心できるようなイメージを与えている。ボワイーは、当時の大衆から大変称賛された、本物と見まがうような技巧を用いて、ここで傑作の一つを生み出している。
芸術の世界の安心できるイメージ
総裁政府時代に、優雅な衣裳を纏った30名の芸術家たちが、赤い上着でそれとわかる細密画家ジャン=バティスト・イザベイのアトリエの中で、小さなグループに分かれて会話を交わしている。幾人かはイーゼルに掛けられたアトリエの主人の作品を眺め、その他の者たちは空想に耽っている。伝統的なアトリエの場面と違い、制作中の芸術家は一人も見当たらない。また、これは芸術家を集めた正式な儀式でも、派閥の宣言の場面でもない。この絵は、17世紀オランダの画家のやり方で描かれた集団肖像画であると同時に、イギリスの「会話画」、つまり室内における肖像画である。芸術家の多くは画家で占められている。とりわけジェラールとジロデといった歴史画家は、場面の前景に描かれている。風景画家のビドー、あるいはこの絵の作者自身であるボワイーといった、歴史画より劣ると見なされていたジャンルを描いている画家たちは後列に配されている。画家たちの間には、彫刻家(ショーデ)、建築家(ペルシエやフォンテーヌ)、音楽家(メユール)、演劇俳優(タルマ)などが加わっている。この理想的な出会いは、当時パリで最も有名な建築家であったペルシエとフォンテーヌによって構想された、「古代風の」装飾が施されたアトリエの中で繰り広げられている。さらにここでは、壁のルノメ(評判の女神)のフリーズ、ストーブの上に載せられたミネルヴァの胸像といった、芸術の擬人像も見受けられる。こうした装飾や芸術家たちの纏っている衣裳によって、ボワイーは、ボヘミアン的な要素が全く無い、芸術の世界の安心できるイメージを与えている。ボワイーの目的は、当時のフランス画壇の指導者たち(ダヴィッドやウードン)より若い友人のグループを広く知らしめることにあったのだ。
1798年のサロンにおける成功
この絵はおそらく、1798年に企業家アルマン・スギャンのために描かれ、同年のサロンで大きな成功を収めた。サロンを訪れた人々は、とりわけ当時の有名な俳優たちがボワイーの手で本物そっくりに描かれている肖像に引きつけられた。ボワイーは、雅宴画の画家として画業を始めた。その後フランス革命によってサロンに出品するようになるが、その際に主題を変更することを余儀なくされた。こうして肖像画家となったボワイーは、個人の小さな肖像画を5千点近く制作し、《マラーの勝利》(1794年、リール美術館)といった群集を描いた絵画も制作している。1800年以降は、都市における日常生活の場面を描いた作品(《郵便広場に到着した乗合馬車》、ルーヴル美術館)を得意とするようになる。
オランダ絵画の影響
この作品は、資料として興味深いだけではなく、肖像画家としてのボワイーの画業が生み出した傑作なのである。30名の人物像は、当時の新古典主義の大作に見られるように、フリーズ状に配され、二重のカーブに沿って、バランスよくまとめ上げられた集団を形成している。ボワイーは、17世紀オランダ絵画(ファン・ミーリスやダウ)をしばしば研究したことから学んだ、本物と見まがうような、正確で洗練された技法を示している。
出典
- LAVEISSIERE Sylvain, "L’Atelier d’Isabey : un panthéon de l’amitié ", in Boilly, catalogue d’exposition, Lille, Musée des Beaux-Arts, 1988, p. 52-63.
- MICHEL Régis, « L’Art des Salons », in Aux armes et aux arts. Les Arts et la Révolution 1789-1799, Paris, Adam Biro, 1985, p. 82-84.
- L. SIEGFRIED Susan, The Art of Louis-Léopold Boilly – Modern Life in Napoleonic France, New Haven, London, Yale University Press, 1995, p. 96-101.
作品データ
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ルイ=レオポルド・ボワイー(ラ・バセ、1761年-パリ、1845年)
《イザベイのアトリエに集う芸術家たち》
1798年サロン出品
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油彩、カンヴァス
縦 0.72 m、横 1.11 m
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1901年、ビエスタ=モンリヴァルによる遺贈1911年、ルーヴル美術館に収蔵
R.F. 1290 bis
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
