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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《カルヴァリオの丘》
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《カルヴァリオの丘》
© 2009 Musée du Louvre / Erich Lessing
絵画
フランス絵画
このキリスト受難図は、祭壇画の中央パネルであった。十字架に架けられたキリストの傍らに、十字架の贖罪を象徴している、怪物に立ち向かう聖ミカエルの戦いの黙示録の場面が描かれている。
聖セバスティアヌスの画家からジョス・リーフェリンクスへ
かつて「聖セバスティアヌスの画家」と呼ばれていたジョス・リーフェリンクスは、カンブレ州エノーの出身である。画家は、エクス=アン=プロヴァンスとマルセイユに1493年から1505年にかけて滞在し、アヴィニョンで最も有名な画家であったジャン・シャンジュネの娘を妻とした。リーフェリンクスの作品が、当初聖セバスティアヌスの生涯を描いた7枚のパネル連作をめぐって再構成されたので、画家には「聖セバスティアヌスの画家」という総称が与えられたのである。リーフェリンクスに関する資料は20世紀を通して豊かになり、アヴィニョン派の画家の中でも最も現存する作品が多い作家となっている。
図像表現―伝統と革新の狭間で
恭しい態度の聖母と祈りを捧げる聖ヨハネが、十字架に磔り付けられたキリストを見つめている。岩や木々や小さな建造物が見える、北方絵画の伝統に直接由来する広大な風景の前に、人物像が配されている。聖人とマリアの苦悩に満ちた表情が、キリストの平穏な顔だちとは対照的である。画家は、空の部分に、嘆き悲しむ天使という古典的なテーマに加えて、聖ミカエルに伴われた選ばれし者が怪物に立ち向かう戦いを描いている。最後の審判に関連付けられるこのテーマは、聖なる犠牲の重要性と悪に対する善の勝利を強調している。右側のさらに上方では、2人の天使がこの勝利を祝福している。堅固でモニュメンタルな構成、折れ曲がった襞のドレープによって引き立たせられた彫刻を思わせる人物像や、抑制された感情表現がこの絵を堂々たるものにしている。このパネルは、おそらく祭壇を飾っていたと思われ、両翼部に囲まれていた可能性がある。
アヴィニョン派―岐路の芸術
ネーデルランド出身のリーフェリンクスにおけるその影響は、技法、図像や風景の扱い方に現われている。主に15世紀末のプロヴァンスを指すピエモンテ州の絵画の影響は、画家の作品の中に特に顕著であり、それはイタリアからプロヴァンスにやって来たベルナルディーノ・シモンディとの共同制作によるものと思われる。一方で画家は、プロヴァンス絵画と深い関係があり、アンゲラン・カルトンの偉大な伝統を再びよみがえらせている。単純化されたモニュメンタルなヴォリュームが、彼の作品を統一しているはっきりとした光によって明確に表現されている。リーフェリンクスの芸術は、彼が最後の重要な代表的画家であるアヴィニョン派の伝統に与する、抑制された悲壮な感情表現によって特徴付けられていると言ってよいだろう。
作品データ
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ジョス・リーフェリンクス(エノー出身、マルセイユ次いでエクスにおいて1493年から1505年まで知られる-1508年以前)
《カルヴァリオの丘》
1500-1505年頃
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縦1.70m、横1.26m
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1962年取得
R.F. 1962-1
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リシュリュー翼
3階
15世紀のプロヴァンス絵画
展示室5
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
