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作品 《コンスタンティーヌのアラブ学校の内部》

素描・版画部門 : 19世紀

Intérieur d'école arabe à Constantine

素描・版画
19世紀

執筆:
Prat Louis-Antoine

1846年にテオドール・シャッセリオーは、コンスタンティーヌのカリフ、アリ・ベン・アフメドに招聘されて、アルジェリアに2ヶ月間赴いた。シャッセリオーは、この滞在中に制作した数多くの素描や水彩を持ち帰り、そうした作品は未来の絵画の霊感源となった。ここに描かれた場面は、19世紀のオリエンタルな響きのする主題に対する、ヨーロッパの画家の関心を典型的に示している。

時を超越したイメージ

ここ何年か、イスラムの国におけるコーラン学校の映像をテレビで見なかった人がいるだろうか。こうした学校の光景の描写に関しては、19世紀以来何ら変わっていないように見える。実はシャッセリオーは、この素描に、子供たちが「口を開けて、頭を振っている」と書き込みをしている。というのも、子供たちは、コーランの節を唱えている最中だったからである。天井が低く、尖頭アーチで構成されている教室は、透明な色ガラスのランプで照らされている。この場面は、1846年のコンスタンティーヌのものであるが、このイメージは今日まで延々と続いている。

アルジェリア滞在

1845年にシャッセリオーは、随員に囲まれ、馬に乗ったコンスタンティーヌのカリフ、アリ・ベン・アフメドの大きな肖像画(ヴェルサイユ宮殿国立美術館)をざっと描いた。シャッセリオーとカリフは気が合い、翌年カリフはシャッセリオーをアルジェリアに招聘する。フランスのアルジェリア征服は当時まだ終わっていなかったが、カリフはすでにフランスに加担していた。シャッセリオーは、フィリップヴィルに5月11日に到着し、コンスタンティーヌとその近郊を5月12日から6月12日にかけて訪れ、7月25日までの1ヶ月間をアルジェで過ごす。この旅は、シャッセリオーにとって、10枚ほどの素描や水彩を制作する機会となり、アルジェリア人の異国風の気高さに魅了されたシャッセリオーは、とりわけ現地人を描いた。シャッセリオーは、つとめてアラブ人男性とユダヤ人女性(ヨーロッパ人であったシャッセリオーがヴェールなしに顔を見ることのできた唯一の女性たち)を描き出している。

オリエンタリスム(東方趣味)

シャッセリオーの1846年の短い間のアルジェリア滞在は、ドラクロワの1832年のモロッコ滞在と同様、真の開眼であった。オリエントの光は、シャッセリオーの色彩を輝かせ、より響かせ、画家がアルジェリアですれ違った人々の美しさは、近代においても古代が永続していることを思い起こさせた。パリに戻ったシャッセリオーは、その当時流行りだったオリエンタルな主題の小型の絵画を数多く制作し、見事なアラブ馬、豪華な装飾を身に付けたユダヤ人女性、アラブ商人等々を描いて、楽々と売りさばく。こうしてシャッセリオーは、フランス絵画のこの傾向を代表する最も重要な画家の一人となる。こうしたオリエンタリスムで名を上げた画家には、他にドラクロワ、ドザ、ドゥカン、フロマンタン、後にルノワールやマティスがいる。

出典

- PRAT Louis-Antoine, Musée du Louvre, Inventaire général des dessins. Ecole française : Dessins de Théodore Chassériau 1819-1856, Paris, 1988, tome I, n 1681.

- PRAT Louis-Antoine, Chassériau. Un autre romantism, cat. exp. Paris, Strasbourg, New-York, 2002-2003, n 146.

作品データ

  • テオドール・シャッセリオー

    《コンスタンティーヌのアラブ学校の内部》

    1846年

  • 紙に鉛筆、水彩によるハイライト

    縦30.7 cm、横36.8 cm

  • 1934年にアルチュール・シャッセリオー男爵の遺贈

  • 素描・版画

    保存上の理由により、当部門の作品は常設展示室では展示されていません。

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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