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作品 《シャルル・ド・メニー(1556年パリにて没)の墓》

彫刻部門 : ルネサンスのフランス

《シャルル・ド・メニー(1556年パリにて没)の墓》

© 1994 Musée du Louvre / Pierre Philibert

彫刻
ルネサンスのフランス

執筆:
Montalbetti Valérie

シャルル・ド・メニーは永遠の眠りについた。王の扉の警護隊長の甲冑姿で表されたこの人物は君主を永遠に警護するかのようである。16世紀には、硬い横臥像に代わって、より柔軟性のある故人の姿が墓の上に表現される。

彫像の波瀾の移転

シャルル・ド・メニーは、フランソワ1世の時代からアンリ2世の時代にかけての1540年から1556年まで、王の扉の警護隊長を任せられた。彼の墓は、故人の妹とピエール・ボンタンとの間の契約により、1557年に制作が開始された。彫像はパリのケレスティヌス会修道院聖堂の壁龕のなかに、墓碑銘と共に置かれていた。革命期に接収となり、フランス記念物博物館を飾り、博物館解散後の1818年にルーヴル美術館に付与された。これはボンタン作と確認された唯一の独立作品である。彼は、サン=ドニ修道院の中のフランソワ1世の墓の浅浮彫りと横臥像の作者であるにも関わらず、今日殆ど知られていない彫刻家である。

和らげられた死の表現

シャルル・ド・メニーは座って居眠りしている姿で表され、無着帽の頭を左手で支えている。その役割を示す全てのアトリビュートと共に表され、甲冑を纏い、左側に剣、右手にしし槍、左肘は楯の上で支えられる。夜警の最中に警護隊長が居眠りをしたという事件を彫像が表すといった、まずあり得ない仮説は成り立たない(このような弱点を永遠の姿にしたりはしない)。この眠りは死の眠りなのである。彫刻家は2つの象徴的要素を調和させる。メニーの社会的な地位を思い起こさせながら、故人という名義により和らげられる姿を刻む。このように隊長は永遠に王を警護するように見える。
その態度はルネッサンス期の墓標彫刻術の推移を代表するものである。伝統的な硬直した横臥像は、肘を付く横臥像(《海軍元帥シャボの墓》、ルーヴル美術館)又は祈祷像(ジェルマン・ピロンの《ド・ビラグ枢機卿》、ルーヴル美術館)の様により柔軟なジェスチャーの像にとって代わられる。死が表す生々しい性格は打ち消され、和らげられ、間違いなく死に対するメンタリティーの推移が表れている。そこには現世を悔やむ気持ちが貫く。

装飾美術

表情の特徴はあまり強調されていないが制作は華麗である。装飾的要素に細かい配慮が見られる。例えば石(元々は白)の中に細かく彫られた装飾部分には、鎖鎧、唐草模様の装飾が施された見事な甲冑、甲冑からはみ出す袖、房飾り付きの豪奢なクッション、腰掛けについたライオンの足の飾りが挙げられる。この彫像には、最初フォンテーヌブロー宮の装飾工事でプリマティッチオを助け、豊富な装飾が施されたフランソワ1世の心臓を入れる壷(今日サン=ドニ修道院蔵)を1556年に完成させたばかりだったこの彫刻家の装飾家としての手腕が示されている

出典

- BEAULIEU Michèle, Description raisonnée des sculptures du musée du Louvre, t. II Renaissance française, catalogue d'exposition, musée du Louvre, Éditions de la Réunion des musées nationaux, Paris, 1978, pp. 75-76.

作品データ

  • ピエール・ボンタン(1505/1510年頃—1568/1570年頃)

    《シャルル・ド・メニー(1556年パリにて没)の墓》

    彫刻家と故人の妹のマルティエンヌ・ド・メニーとの間の1557年6月24日付契約による注文

    パリのケレスティヌス会修道院聖堂

    パリ

  • ヴェルダン産石

    高さ1.45m、幅0.70m、奥行き0.42m

  • 革命期接収、オーギュスタン保管所、1795ー1816年フランス記念物博物館、1818年7月6日付省決によりルーヴル美術館付与、1819年2月15日所蔵

    Capitaine des gardes de la porte du Roi à partir de 1540

    M.R. 1729

  • 彫刻

    リシュリュー翼
    1階
    ジャン・グージョン
    展示室14

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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