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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《フランス国王シャルル7世の肖像(1403-1461年)》

《フランス国王シャルル7世の肖像(1403-1461年)》

© 2007 Musée du Louvre / Angèle Dequier

絵画
フランス絵画

執筆:
Pomarède Vincent, DominiqueThiébaut

作品の元々の額縁に記された「大勝利を収めたフランス王」という銘が、トゥールの休戦(1444年)もしくはフォルミニーの勝利(1450年)を暗に示している。フーケは、ヨーロッパにおいて初めて、等身大でほぼ正面向きの半身像の肖像画を描いた画家と見なされている。この絵は18世紀にはブールジュのサント=シャペルにあった。

シャルル7世

百年戦争の際にイギリス軍の占領から祖国を解放したフランス国王シャルル7世(1403-1461年)が、君主の象徴である純白の幕の間に、ほぼ正面を向き、窓を通して現われたかのように描かれている。刺繍が施された豪華なクッションに組み合わせた手を据えているものの、この君主の公式の肖像は、抽象的な空間の中に配されているかのような感を受ける。

フランドルの影響

ファン・エイクに始まるフランドルの肖像画の影響が、この作品における国王の衣裳(洗練された布地で作られているものの簡素な衣裳)の克明な描写や写実的に描かれた顔立ちに認められる。この絵の制作年に関しては、フーケがルネサンスの作品を見出したイタリア滞在の前もしくは後なのか未だに議論が交わされている。この作品は当時高い名声を博していたと見え、ジャン・クルーエによる《フランソワ1世の肖像》がその影響を物語っている。しかしながら、クルーエの作品における君主の視線が観者に向けられているのに対して、シャルル7世の眼差しは遠くを見つめているかのようである。

ジャン・フーケによる作品

このモニュメンタルな作品は、作者不詳のまま、1838年にルーヴル美術館に「無名のギリシアの画家」による絵画として収蔵された。実は、作者がジャン・フーケであるとされたのは、フランス国王シャルル7世というこの絵のモデルが判明したからで、フーケが王に仕えていたという証拠を示す文献が存在するわけではない。さらに幾人かの美術史家は、この肖像画が王からブールジュのサント=シャペルに奉献されたものと考えており、この礼拝堂が1757年に解体される直前に、ルイ15世が《シャルル7世の肖像画》をルーヴルにある国王の絵画室のために確保していることがその理由として挙げられている。作品の元々の額縁に記されていた銘は、シャルル7世が成し遂げた偉業であるトゥールの休戦(1444年)もしくはフォルミニーの勝利(1450年4月15日)におそらく言及しているものと思われる。

作品データ

  • ジャン・フーケ

    《フランス国王シャルル7世の肖像(1403-1461年)》

    1450-1455年頃?

  • 油彩、板

    縦85 cm、横70 cm

  • 1838年取得

    Inv. 9106

  • 絵画

    リシュリュー翼
    3階
    ジャン・フーケ
    展示室6

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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