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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《フランス国王フランソワ1世(1494-1547年)の肖像》
《フランス国王フランソワ1世(1494-1547年)の肖像》
© 2007 Musée du Louvre / Angèle Dequier
絵画
フランス絵画
シャルル・ダングレームとルイーズ・ド・サヴォワの息子で、従兄弟にあたるルイ12世の後を受けて、1515年に王位を継承する。フランソワ1世は、王自身が偉大な師であったサン=ミッシェル修道会の頸飾を付けている。顔立ちはジャン・クルーエによる素描画(シャンティイー、コンデ美術館)と完全に合致している。上半身の彫刻を思わせる堂々とした体格、剣と手袋の上に置かれた手の重要性がこの肖像画の近代的な性格を際立たせており、おそらく1527-1530年頃に制作されたものと考えるべきである。
フランドルの写実性とイタリア美術の影響
フーケによって描かれた《シャルル7世の肖像画》に見られる配置を取り入れながら、ジャン・クルーエは観者を堂々と見つめるフランソワ1世を正面観で描いている。王はイタリア風の豪奢な衣裳を身に纏っているものの、王の地位を表わす王冠や王杖といった持物(じもつ)がどこにも見当たらない。ほとんど理想化されていない顔立ちは、きわめて写実的に描写されており、シャンティイーにある美術館のジャン・クルーエによるものと言われている素描画を基に描かれている。フランドル派の写実的な描写の影響が相変わらず見られるにもかかわらず、この肖像画の全てはルネサンスのイタリア画家たちの影響を思い起こさせる。そうした影響は、繊細な光、顔や手のモデリング、衣裳の襞に見られる写実性、宝飾品の輝き、そしてもちろんフーケだけでなくラファエッロやレオナルド・ダ・ヴィンチに由来するフレーミングなどに現われている。
フォンテーヌブロー派
フォンテーヌブロー派は、ルイ12世とフランソワ1世によってその美的感覚の一部がイタリアからもたらされ、16世紀のフランス宮廷に君臨することによってその様式を世に知らしめた。この一派は、装飾性や神話の主題に対する嗜好や、女性の身体描写に見られる際立った官能性を特徴とする。フォンテーヌブロー派は、1526年以降フォンテーヌブロー宮殿の装飾事業に従事したロッソ・フィオレンティーノ、プリマティッチオ、ニコロ・デラッバーテといったイタリア人画家とともに始まった。伝統的にフォンテーヌブロー派は、フランソワ1世とアンリ2世の治世下の第一次フォンテーヌブロー派と、アンリ4世時代に革新された第二次フォンテーヌブロー派に分けられる。
芸術を庇護したフランソワ1世
フランス王フランソワ1世(1494-1547年)の肖像画が描かれたと思われる1535年頃当時、マリニャーノの戦いに勝利した王は、パヴィアの戦いにおける敗北とカール5世による投獄の後の政治的苦境を既に脱していた。政治権力を強化しながらも、フランソワ1世はそれまでフランスで行われたことのない規模の芸術庇護活動を展開した。この肖像画はフランソワ1世からジャン・クルーエに注文があって以来、王室コレクションにずっと所蔵されており、1793年に共和国中央美術館が設立された際、その他の王室コレクションと共にルーヴルに収蔵された。この作品は伝統的に、ジャン・クルーエの息子であるフランソワ・クルーエとの共作であると考えられている。
作品データ
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ジャン・クルーエ
《フランス国王フランソワ1世(1494-1547年)の肖像》
1530年頃
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油彩、板
縦96 cm、横74 cm
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フランソワ1世コレクション
Inv. 3256
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リシュリュー翼
3階
ジャンとフランソワ・クルーエ 第1次フォンテーヌブロー派
展示室7
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
