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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《フローラ》

《フローラ》

© 2011 Musée du Louvre / Philippe Fuzeau

彫刻
17-18世紀のフランス

執筆:
Montalbetti Valérie

これはマルリーの庭の田舎風の滝の為に1706年から1709にかけて制作された彫像である。1801年から1877年まではマルメゾンの城のファサードを飾った。

田園の女神

花の女神で、春の再来を象徴するフローラは、花の冠を被り、左手には花束を持つ。この彫刻は、マルリーの庭の田舎風の滝を飾る為に1706年に王室建築局から注文された。これは、フィリップ・ベルトラン作《大気》(ルーヴル美術館)、フランソワ・バロワ作《ポモナ》(ルーヴル美術館)、セバスティアン・スロッツ作《ウエルトゥムヌス》、ロベール・ル・ロラン作《牧神パン》、ジャン・ティエリー作《水》と共に一群の田園の神々を構成した。彫像は1709年に完成となった。1877年にルーヴルに所蔵となる前は、長い間屋外に置かれ、18世紀を通してマルリー、19世紀はマルメゾンの城のファサードを飾っていた。全体に見られる表面のすり減り、古い地衣班痕や部分的な欠損による灰色のシミがあるものの、全体的には非常に良い保存状態である。

生気溢れる彫像

滑らかな線、豊かな肉付き、筋肉質で神経質な体がこの女神に溌剌としたシルエットを与えている。ポーズは活気づき殆ど踊っているようである。後ろ足はつま先が石に垂直に着き、体は片足立ちの為僅かに不均衡で、布襞の動きがそれを強調している。繊細で神経質なプリーツの表面効果により彫像がまた活気づいている。フローラ像は、18世紀初め開花した、時には晩年のバロックまたはロカイユ美術と呼ばれる彫像の生気を十分に代表している。しかし、人物像の快活さはルネ・フレマンに特に見られ、ルーヴルに展示されている《ディアナの供》を特徴づけている。この陽気さの表現、フローラの顔を輝かせる微笑はこの彫刻家の特徴である。マルリー、ヴェルサイユで長年働いた後、彫刻家はスペイン王フェリペ5世の招待を受け、ジャン・ティエリーと共にセゴヴィア近くのラ・グランハの庭園の装飾彫刻を制作した。この国に1721年から1738年にかけて滞在し、1727年には主席王室彫刻家となり、貴族の称号を授かった。

作品データ

  • ルネ・フレマン、パリ1672年—パリ1744年

    《フローラ》

    1706年から1709年

  • 大理石

    高さ :1.67m、幅 :0.72m、奥行き :0.73m

  • 1877年マルメゾン由来

    R.F. 265

  • 彫刻

    リシュリュー翼
    地上階
    マルリーの中庭
    中庭

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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