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作品 《ヘラクレス、ディアネイラ、ネッスス》

工芸品部門 : ルネサンス

《ヘラクレス、ディアネイラ、ネッスス》

© 1997 RMN / Daniel Arnaudet

工芸品
ルネサンス

執筆:
Sophie Baratte

このらせん状に体をねじった3体の人物像からなるブロンズ群像は、1607年から1611年にプラハで作成された、皇帝ルドルフ2世(1576-1612年)の収集品目録に記述されている。ヘラクレスは立った状態で、ケンタウロスのネッススの手から救い出したばかりの、妻のディアネイラを腕に抱えている。

作品描写と使用されている技巧について

ここに見られる神話主題は、ディアネイラの掠奪の場面で、これはジャン・ボローニュやピエトロ・トッカ作のブロンズ像に共通する主題である。ヘラクレスとディアネイラの群像が見せるらせん状の動きは、水平に横たわるネッススの体によってバランスが取れている。この手法により内部に凝集性が生まれ、この点により当作品は、ルドルフ2世が少なくとも1点所有していた、ジャン・ボローニュ作の《サビニの女の掠奪》の、より激しい動きの悲劇的な様相とは異なっている。類似する群像が何点か知られているが、このルーヴルの作品1点のみが、蝋型鋳造法でいちどに鋳造されている。他の作品は、19世紀に、いくつかの部分に分けて鋳造されたもので、そのひとつに1847年の日付と、クロザティエの署名がある。それらの作品は王室コレクションの作品を模倣して鋳造された。

歴史的背景

この作品はおそらく、アドリアーン・デ・フリースがルドルフ2世への手紙の中で言及している彫刻で、1602年から1608年の間に鋳造された可能性がある。1607年と1611年の間に作成されたルドルフ2世の美術品陳列室の目録の1892番がそれと確認できる。おそらく30年戦争の終わりの略奪の際に盗まれたのであろう。1681年末にルイ14世が王太子ルイにこの品を与え、1689年に作成された王太子の所持品目録の3番に記述が見られる。王太子が死んだ際に、ルイ14世はこの品を再び自分のものとした。

彫刻家

アドリアーン・デ・フリースは1556年ハーグに生まれ、1581年にフィレンツェで、ジャン・ボローニュの工房で鋳造師として記録されている。その後ミラノ、トリノ、そしてプラハ、アウクスブルグで仕事をし、そして再びプラハに戻り、皇帝の宮廷の彫刻家になった。1626年プラハで死亡する。

作品データ

  • アドリアーン・デ・フリース(推定)

    《ヘラクレス、ディアネイラ、ネッスス》

    1607-1611年

    中央美術館

    プラハ

  • 不透明古色のブロンズ

    高さ81.7cm

  • 1681年、ルイ14世が王太子ルイに授与、1711年、王室コレクション、1797年、中央美術館に転送

    OA 5424

  • 工芸品

    リシュリュー翼
    2階
    ジャン・ブーローニュのロトンダ
    展示室26

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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