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作品 《メダイヨン(大型メダル):聖母マリアの戴冠》

工芸品部門 : ルネサンス

《メダイヨン(大型メダル):聖母マリアの戴冠》

© 2010 RMN / Jean-Gilles Berizzi

工芸品
ルネサンス

執筆:
Sophie Baratte

裏面に引かれた不透明の灰青色の琺瑯が見事なこの多色琺瑯細工のメダイヨンは、初期の琺瑯画細工におけるリモージュ随一の琺瑯細工師による作品である。宗教的な場面は、動きを伴って非常にのびのびと描き出され、金のハイライトおよび半透明の琺瑯の粒による宝石のような効果が、このメダイヨンをきわめて洗練された作品にしている。

技法

これは多色の琺瑯を用いて銅円盤の上に描いた琺瑯画メダイヨンである。小さな銀箔や、服を飾っている金属箔、父なる神の三重冠、聖母マリアの冠、そして衣服の縁の上に、様々な半透明の色が配されている。当時ほとんどの作品でそうであったように、裏面に引かれた不透明の琺瑯は灰青色である。

主題と様式

父なる神および聖母マリアは緑色の床の上に置かれた玉座に座っているが、天空にあって、満天の星を背にした場面としては、一風変わった構図である。ラテン語による祈禱文が、場面を縁取っている白色の帯の中に書き込まれており、「MA」の金文字が聖母のドレスにあしらわれている。仕草の大らかさ、顔立ちの細やかさ、そして銀箔の上に置かれた半透明の琺瑯の数の多さが、このメダイヨンを
他に比類のないものとしている。

作者の特定

その様式および裏面の琺瑯は、《ルイ12世の三連祭壇画》の工匠のもつ特徴である。この祭壇画はロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に保管されており、その翼(よく)はアンヌ・ド・ブルターニュを伴ったこのフランス国王を描いたものである。この作品は1498年と1514年の間に制作されたことがかなり確実である。王女アンヌ・ド・ボージューとピエール・ド・ブルボン夫妻を描いた他の二枚の翼から、制作年は1504年にまで絞り込むことができる。ルーヴル美術館は1989年に、同じ琺瑯細工師の作とされる楕円形大型メダル《悲しみの聖母》を取得している。

作品データ

  • 《ルイ12世の三連祭壇画》の工匠

    《メダイヨン(大型メダル):聖母マリアの戴冠》

    1500年頃

    リモージュ

  • 銅版に描いた琺瑯

    直径 23 cm

  • ジャン=バティスト・タヴェルニエ・コレクション (1605年-1689年)、ブラウンシュヴァイク公爵コレクション(1735年-1804年)、1806年接収

    N 1218

  • 工芸品

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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