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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《レダと白鳥》
作品 《レダと白鳥》
彫刻部門 : 17-18世紀のフランス
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《レダと白鳥》
© 2007 Musée du Louvre / Pierre Philibert
彫刻
17-18世紀のフランス
スパルタの女王レダは白鳥の姿のユピテルに愛される。16世紀以来頻繁に取り扱われたものの、この種の主題は、劇的な主題が常であるアカデミー入会作品としては異例であったが、これが1717年のジャン・ティエリーの入会作品となった。フェリペ5世のスペイン宮廷に放縦で軽快なスタイルを流行らせたティエリーの作品の特徴に沿うテーマである。
テーマ
人間のレダは、スパルタの女王で、ユピテルに愛される。神は白鳥の姿で近づき、川で水浴中のレダと結ばれる。この話は、ルネッサンス期からアーティストの題材のレパートリーの一つとなっている、神や人の動植物への変身を物語る、紀元1世紀初期に書かれたオウイディウス作『変身物語』の中で語られている。テーマは1714年に、王立絵画彫刻アカデミー会長の画家アントワーヌ・コワペルによって、彫刻家に課せられた
アカデミー入会作品として強要されていた浅浮彫は、18世紀には丸彫の小立像に取って代わる。ほとんどの入会作品は、 例えばギヨーム・クストゥ1世作《火柱のヘラクレス》(1704年、ルーヴル)、フランソワ・デュモン作《雷に撃たれるティタネス》(1712年、ルーヴル)、ルネ・シャルパンティエ作《瀕死のメレアグロス》(1713年、ルーヴル)、ジャン゠バティスト・ルモワーヌ1世作《ヒッポリュトスの死》(1715年、ルーヴル)のように、劇的で、激しく、混乱を呈する。
ティエリーの放縦なスタイル
レダは、ダ・ヴィンチからミケランジェロまでのイタリア・ルネッサンス期以来のエロティックなアートのモチーフとして頻繁に登場する。ティエリーはこのテーマを優雅で官能的な柔軟さで取り扱う。レダのポーズ(片足を後方へ折り曲げて座り、腕は胸を横切り、横顔を見せる)は、ティエリーがヴェルサイユで修行時代に師事したニコラ・クストゥの《弓筒のニンフ》と《白鳩のニンフ》に想を得ている。だが、コントラポストはより強調され、態度は一層挑発的である。その巧妙さにより、女性の体が生き生きするように表し、白鳥にはレダの周りで上昇するような動きを与えている。二つの姿が絡み合う。白鳥は脚をレダの腰の左側に載せ、羽でレダを包み込み、レダは、白鳥の方を向き、右手をその肩に載せ、左首筋を撫でる。螺旋が混じり合い、この群像に旋回する動きを与え、複数の視点から鑑賞できる。二人の主人公はその欲望を歴然とさせながら互いに凝視しあう。白鳥の羽の筋、三つ編みの髪、女王の滑らかに磨かれた体をより良くみせる上台の畝などのテクスチャーで、彫刻家はその技を演ずる。
ティエリーはスペインの宮廷でこの放縦で軽快なスタイルを流行させた。スペイン王フェリペ5世の招きで1721年から1728年の間に滞在し、ルネ・フレマンと共にセゴヴィア近くのラ・グランハの庭園の装飾彫刻を制作した。
出典
- BRESC-BAUTIER Geneviève, Sculpture française XVIIIe siècle (École du Louvre, Notices d'histoire de l'art, n 3), Éditions de la Réunion des musées nationaux, 1980, n 25.- ROETHLISBERGER Marcel G., "Le thème de Léda en sculpture", in Genava, XXXV, 1987, p. 72.
作品データ
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ジャン・ティエリー(1669-1739年)
《レダと白鳥》
1717年
1717年アカデミー入会作品
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大理石
高さ81cm、幅40cm、奥行き44cm
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1793年アカデミー・コレクションから革命時接収、1849年ルーヴル収蔵
M.R. 2100
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リシュリュー翼
1階
アカデミーの小ギャラリー
展示室25
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
