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作品 《体にガーネットをあしらったポーランドの鷲》

工芸品部門 : 17世紀

《体にガーネットをあしらったポーランドの鷲》

© 1987 RMN / Daniel Arnaudet

工芸品
17世紀

執筆:
Barbier Muriel

この鷲の形をしたブローチは、1669年頃ルイ14世(1638‐1715年)のコレクションに加わった。ルビー、真珠およびエマイユ(七宝)を施した金でできた本作品は、おそらくパリで制作された金銀細工作品である。この宝飾品はポーランドの紋章を象ってあり、17世紀にフランスとポーランドの君主との間に結ばれた関係をも象徴する。

エマイユとルビーに覆われた鷲

鷲の体は、三角形のファセットカットを施した大きなガーネットでできている。鷲の頭、爪、尾、翼を形づくる金具には、すべて長方形のルビーが留められているが、尾には他より大きなハート形のルビー2個が用いられている。翼も同様に38個のルビーで飾られる。この鷲は、ルビーで飾られた青エマイユの王冠と球、王杖と剣という、王権の象徴を掲げている。金具の他の部分は白エマイユですっかり覆われ、その上に羽の模様が黒エナメルで描かれている。

パリの作品

エマイユ装飾の様式とルビーの並べ方から、本作品はパリで制作されたと考えられる。とりわけ尾の大きなルビー2個を囲む小さなパルメットは特徴的である。17世紀、白と各色のエマイユを施した金具は、このブローチのような宝飾品や堅石の壺によく見られる。

ポーランドの紋章である鷲

ルーヴル美術館の鷲の構図は、ダイヤモンドで飾られた《神聖ローマ帝国の双頭の鷲》のものによく似ている。こちらは16世紀中頃の作でミュンヘンの宝物館に収蔵される。しかし本作品は神聖ローマ帝国の鷲ではなく、ポーランドの紋章である白鷲である。フランスとポーランドのヴァーサ王朝最後の2人の君主、すなわち1632年に王位についたヴワディスワフ4世(1595‐1648年)とその弟ヤン=カジミェシュ(1609‐1672年)との関係によってこの仮定は裏付けられる。ルイ14世はマリア=ルイザ・ゴンザーガ(順に上記両君主の妃となり、ワルシャワで1667年に没した)の遺産から数点の作品を購入している。このブローチはおそらく同遺産に由来するのだろう。その上このブローチが王室コレクションに収蔵された時期は、ヤン=カジミェシュが王位を剥奪されてパリに移った時期に一致する。

出典

- ALCOUFFE Daniel, Les Gemmes de la Couronne, Paris, Editions de la Réunion des musées nationaux, 2001, p.430-431.

作品データ

  • 《体にガーネットをあしらったポーランドの鷲》

    17世紀中頃

    パリ

    王室コレクション

  • ガーネット(ヘソナイト)、エマイユ(七宝)を施した七宝、ルビー149点、エメラルド、真

    高さ:11.10cm

  • 1673年以前にルイ14世のコレクションに収蔵

    MR 418

  • 工芸品

    ドゥノン翼
    2階
    アポロンのギャラリー
    展示室66

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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