Go to content Go to navigation Go to search Change language
-
Select language
- Plan / Information (Français)
- Plan guide accessibilité
- Plan / Information (English)
- Plan for visitors with mobility impairments
- Mapa / Informação
- Mappa/ Informazioni
- Plan / Information (Deutsch)
- 見取り図/館内のご案内
- Plano / Información
- 卢浮宫博物馆导游图
- план / информация (Русский)
- 루브르 박물관 관람 안내
- مخطط الزيارة\ المعلومات
- Plan / informacja (polski)
ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《十字架の担い》
Can't play the medias? Download Flash Player.
《十字架の担い》
© 2009 Musée du Louvre / Erich Lessing
絵画
イタリア絵画
両面に絵の描かれた小さな四連祭壇画の一翼であるこの作品は、オルシーニ家の一員のために制作されたもので、ルーヴルに保管されているこのパネルの裏には一族の紋章が描かれている。この携帯用祭壇画のその他の翼は、ベルリン(《埋葬》、鋸により表裏が分断されたもの)、アントウェルペン(《磔刑》および《十字架降下》、これらは今日、本来裏に描かれていた作品《受胎告知の天使》と《受胎告知の聖母》とは分離されている)の各美術館にそれぞれ所蔵されている。
「受難」の場面
シモーネ・マルティーニが描いているのは、ゴルゴタの丘で磔にするために、十字架を担がせたキリストを兵士らがエルサレムの街の外に連れ出そうとしている挿話である。大勢の群集がイエスの周囲にひしめき、磔刑の地へと登るキリストに同行している。例えば、構図にリズム感を与えている、槍を持った兵士、ユダヤ人たち、そして左側には兵士に荒々しく押しやられ、聖ヨハネに支えられた聖母が認められる。聖なる婦人たちの集団の中心ではマグダラのマリアが悲痛な苦悩のしぐさで両腕を天に差し延べている。行列は街の城壁から出た後に曲線を描き、一部の人物の視線は、すでに祭壇画全体の中のもう一つのパネル(アントウェルペン)に描かれている次の場面《磔刑》へと注がれている。
《十字架の担い》の構図は非常に密集して込み入っており、イエスを四方から取り囲むような行列の群集は、大変な喧噪で沸き返っている。この劇的な効果は、逆遠近法や、建造物に対する人物像の不均衡とによって強調されている。作者の持っている物語感覚は、死刑執行人の粗野な容貌、青い外套を纏った鉤鼻の老女の横顔といった、写実的な細部描写や、数人の人物像に見受けられる顕著な特徴づけ、そして、痛みや苦しみを表現しようという意志に表れ出ている。たとえば、マグダラのマリアの悲痛なしぐさに加え、聖母マリアを、自らの方を振り返る息子に向かって突き動かす、より抑制されてはいるものの、それ以上に激しい感情の表現が、その例である。
詩情と真実
その劇的な力強さ、圧倒するような雰囲気にもかかわらず、この絵画は真の詩情と洗練を保っており、それらは描線の驚くべき優美さ、光輪や、聖母を脅す兵士の胴鎧などの金色の装飾の豪華さ、そしてとりわけ洗練された繊細な色彩などに表れている。たとえば、キリストの着衣と呼応するマグダラのマリアの衣服の赤色や、死刑執行人の青い外套からかすかに見えている衣服の穏やかな橙色は、その例である。
個人用信仰用具としての祭壇画
《十字架の担い》は、表裏両面に絵が描かれた、個人用の小型祭壇画の一翼の表面を構成していた。祭壇画を開くと、そこには「キリスト受難」の四つの場面、すなわち《十字架の担い》(ルーヴル美術館像)、《磔刑》および《十字架降下》(アントウェルペン)、そして《埋葬》(ベルリン)が見られるようになっていた。全く手の加えられていないルーヴルの作品を除いて、その他のパネルは裏面が鋸で切り離されている、今日アントウェルペンに所蔵されている《受胎告知の聖母》および《受胎告知の天使》は、それぞれ《磔刑》と《十字架降下》の裏面に描かれていたと思われる。あらゆる可能性から判断して、すべて翼はアコーディオンのように閉まり、ルーヴルのパネル裏面および、今日失われているベルリンのそれのみが見えるようになっていたと思われる。
この多翼祭壇画は、ローマのオルシーニ家の一員ために制作されたと見られ、一族の紋章が《十字架の担い》の裏に描かれている。作品はおそらく枢機卿ナポレオーネ・オルシーニがマルティーニに対して、このシエナの画家が1336年にアヴィニョンの教皇庁へ向けて出発する前に注文したものと考えられている。
作品データ
-
シモーネ・マルティーニ(シエナで1315年より記録あり-アヴィニョン、1344年)
《十字架の担い》
1335年頃
-
板に卵を用いたテンペラ
縦30cm、横20.5cm
-
1834年取得
INV. 670 bis
-
ドゥノン翼
2階
7メートルの間 13‐15世紀のシエナと北イタリアの絵画
展示室4
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
