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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《地獄のダンテとウェルギリウス》
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《地獄のダンテとウェルギリウス》
© Musée du Louvre/A. Dequier - M. Bard
絵画
フランス絵画
「偉大な画家の将来をこれほど明らかに告げている絵画はないだろう。」1822年、若きドラクロワがサロンに最初に出品した絵を見て、ティエールはこう絶賛した。ダンテの『神曲』の「地獄編』に想を得た前代未聞の主題、陰うつできわめて劇的な構図の着想、ミケランジェロやルーベンスの作品への依拠、これら全ての要素によって、画家は後にロマン派と名付けられることになる新たな流れを絵画の世界にもたらしたのだ。
斬新さ
ギリシア・ラテン世界を模倣した古典主義者らは時代遅れになり、新たな風潮にはもはやそぐわなくなっていた。《ダンテとウェルギリウス》にほのめかされているのは、外国では偉大な天才作家たちがフランス人とは全く異なるものの見方や感じ方から作品を生み出しているという考えである。こうした著作を読むことは、新しい主題によって知性を刺激し、斬新さによって想像力をかき立てることである。あまりにも斬新なドラクロワの絵画は賛否両論を引き起こし、ダヴィッドの弟子であるドレクリューズからは「まさになぐり書き」であると非難されたりもした。明らかに力強くロマン主義的な絵画を描き出すために、ドラクロワはイタリア詩人の幻視的な作品からインスピレーションを受けたのである。
地獄へ
伝統的な神話に想を得ているものの、この絵はイタリア詩人ダンテ・アリギエーリ(1265—1321年)を表わしている。ダンテは『神曲』(1306—1321年)の中で、ウェルギリウスを案内役にした地獄への旅を語っている。『神曲』は「地獄篇」、「煉獄篇」、「天国篇」の3部で構成されており、ダンテは通過儀礼の旅において、古代の詩人を伴に地獄を巡り、9つの圏を通過してベアトリーチェに出会い、天国へと導かれる。この絵では、ダンテとウェルギリウスがプレギュアスの漕ぐ船で地獄の世界ディーテを取り囲む湖を渡っているところで、湖の中では亡者たちが苦痛に身を捩り、小舟にしがみついて地獄から逃れようとしている。
出典
作品データ
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ウジェーヌ・ドラクロワ
《地獄のダンテとウェルギリウス》
1822年
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油彩、カンヴァス
縦 1.89 m、横 2.41 m
-
1822年のサロンにて取得
または《ダンテの小舟》
INV. 3820
-
ドゥノン翼
2階
モリアン ロマン主義
展示室77
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
