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《家族の肖像》

© 2004 RMN / Gérard Blot

絵画
フランス絵画

執筆:
Kazerouni Guillaume

かつて(誤って)画家とその家族の肖像とされていた人物群は、田園風景を背景にくっきりと浮かび上がっているにもかかわらず、パリの社交界に見られるような洗練された風貌と物腰で描かれている。色彩が心地良いハーモニーを奏でるこの肖像画は、画家ラルジリエールにおける色彩の役割の優位を明らかにしている。ラルジリエールは、デッサンの優位を謳うプッサン派に対抗したルーベンス派の思想に賛同していた。

「ラ・カーズ博士所蔵の絵画」

ニコラ・ド・ラルジリエールが制作したこの家族肖像画は、どの家族を描いたか分からないものの、ルーヴル美術館への最も重要な寄贈の一つとなった、ルイ・ラ・カーズ博士からの寄贈によって、1869年に美術館のコレクションに加わった。イタリア絵画や17世紀オランダ絵画、そしてとりわけ18世紀フランス絵画に関心のあったこの偉大な美術愛好家のおかげで、ヴァトー、フラゴナール、ブーシェの素晴らしい作品の数々が、その当時限られた数の作品しか所蔵していなかったルーヴル美術館のコレクションに収められたのである。ラ・カーズ博士が所蔵していたラルジリエールの6点の絵画のうちの一つであるこの肖像画は、画家の最も傑出した作品の一つである。

家族の肖像画

この作品は、18世紀初頭に「流行した」肖像画の中でも、最も完成度の高い作例である。かつて画家とその家族とされていた人物群は、未だに特定されていないが、豪華な衣裳や白い肌を引き立てる風景の前に配されている。人物はここで、各々の社会的地位に従って表わされている。男性の傍には、上流階級が好んだ余暇であった狩猟を暗示する、2羽の死んだ鳥が描かれている。彼の妻は、画面のもう一方の端で夫と向かい合っている。豪華な衣裳を身に纏った妻は、慎ましやかに夫を見つめている。この幸福な結婚から生まれた若い娘は、夫婦の間で母親の傍に描かれている。娘は左手に楽譜を持っており、その物腰は若々しく軽やかな美しさを引き立てている。こうして、上流社会の家族に固有な、あらゆる型どおりの特徴が認められるのである。

画家と布地

17世紀末から18世紀初頭にかけて、最も高く評価された肖像画家の一人であったニコラ・ド・ラルジリエールは、イーゼル絵画だけでなく、パリ市の助役のためのモニュメンタルな集団肖像画も制作した。ラルジリエールの絵画は、豊かな布地と洗練された身なりに対する顕著な嗜好を示しており、それが肖像画に、優雅で洗練された社会を反映する、際立った演劇性を与えている。ラルジリエールの作品は、生き生きとした筆致でざっと描かれており、厚塗りによって人物に立体感を施しつつ、細部に輝きを与えている。画家は、数点の宗教画も制作しており、そこにも同様の特徴が見受けられる。ラルジリエールは、フランソワ・ド・トロワに続いて肖像画の芸術を発展させ、イアサント・リゴーと二分した、多数の顧客の要望に適った肖像画の形式を作り上げた画家であった。

作品データ

  • ニコラ・ド・ラルジリエール

    《家族の肖像》

    1730年頃

    France

  • 油彩、カンヴァス

    縦1.49 m、横2 m

  • 1869年、ルイ・ラ・カーズ博士による遺贈

    M.I. 1085

  • 絵画

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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