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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《愛徳》
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《愛徳》
© 2009 Musée du Louvre / Erich Lessing
絵画
イタリア絵画
この女性は、対神徳の一つ「愛徳」を表しており、その伝統的な持物(じもつ)である、彼女によって守護される子供たち、足元に置かれた炎を上げる壷、そして前景に描かれた柘榴などを伴っている。この絵画は、アンドレア・デル・サルトを宮廷に招いたフランソワ1世のために制作されたもので、1518年6月から1519年3月にかけての短いフランス滞在中に、間違いなくこの画家によって描かれたと思われる唯一の作品である。完璧な構図の組み立てが、世紀初頭のフィレンツェ美術の特徴を示している。
王家の寓意
複雑な図像表現によるこの絵画は、フランス国王の周囲を取り巻いていた文芸的で洗練された世界を反映している。作品は間違いなく王家の寓意を表現しており、より具体的には、待ち望まれていた王位の継承者となり得る王太子の誕生を讃えている。口に乳を含んだ幼子は、その頃クロード・ド・フランスが経たばかりの出産を示唆しており、「愛徳」像の容貌そのものが王妃のそれを想起させずにはおかない。くるみを差し出している子供はおそらく女児であり、国王夫妻の娘の一人、シャルロットであると思われる。前景の子供の姿は、「平和の中に休息する幸福なフランス」を象徴している。
フランソワ1世コレクションの作品
フランス国王に仕えるよう招かれたアンドレア・デル・サルトは、1518年6月にアンボワーズに赴き、1519年10月にフィレンツェに戻っている。彼は宮廷のために、王太子の肖像画、聖ヒエロニムス像(ともに今日消失)、そしておそらくアンボワーズ城の一室を飾るためのものであったこの作品を制作している。フランソワ1世のコレクションはその後フォンテーヌブロー城に移され、次いで1666年にルーヴルに収蔵されており、その年フェリビアンはこの作品について記載している。
レオナルド・ダ・ヴィンチとラファエッロの影響
アンボワーズでアンドレア・デル・サルトは彼がフランスに到着する以前に出会った二人の芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチとラファエッロの作品を再発見することになる。画家はこの作品の中で、国王から高く評価されていたレオナルドの《聖母子と聖アンナ》と、ラファエッロの《聖家族》、《聖ミカエル》と張り合おうとしているのである。
作品の構図はレオナルドのそれに近く、さまざまに変化するリズム感をもった複雑な構成による古典的なピラミッド型に基づいており、フランス滞在以降のアンドレアの作風の変遷におけるレオナルドの影響を示している。
作品データ
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アンドレア・ダニョロ・ディ・フランチェスコ、通称アンドレア・デル・サルト
《愛徳》
1518年
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油彩 1750年木板から画布へ転写
縦1.85m、横1.37m
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フランソワ1世コレクション
INV. 712
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ドゥノン翼
2階
グランド・ギャラリー トスカーナと北イタリアの絵画 15‐16世紀
展示室5
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
