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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《演奏会》
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《演奏会》
© 1997 RMN / Daniel Arnaudet
絵画
オランダ絵画
本作は暖炉の上部マントルピースの装飾であり、したがって人物(古劇の衣装を身に付けている)がバルコニーのような場所に描かれている。これはホントホルストの初期の絵画作品の一つであり、後に非常に人気を博す新イタリア風のイリュージョニスム的ジャンルに含まれる。
陽気な演奏会
五人の女性が石造りのバルコニーのような所に心地よく座って演奏会を開いている。三人の歌い手が譜面を読む一方で、当時行われていたように、二人の音楽家が旋律を即興で奏でながら伴奏している。右側に位置する演奏家はリュートの弦をつま弾き、左側の音楽家は、2本の棹で改良されたより複雑な和音が味わえるアーチリュートを演奏している。歌い手たちは視線を楽譜の上に落として歌詞に集中している一方、二人の演奏家は観客を見ながらにこやかに微笑んでいる。頬の赤らんだ、二人の美しい豊満な女性からは、鮮やかで明るい絵の色調によって引き立てられた、音楽的で賑やかな陽気が発散している。
演劇風だまし絵
ダマスク織の赤い幕が女音楽家たちの頭上で劇的に開き、観る者をその演奏会へと陽気に誘っている。色とりどりの衣装は、作品全体の幻想性に寄与している。ホントホルストは、彼以前にもヴェネツィア画家たちがしていたように、16世紀のブルゴーニュ劇から衣装のヒントを得ている。正確な写実で描写された舞台はin sotto(イン・ソット)、すなわちローアングルで描かれており、こういった全ての技巧は、壁の一部がくりぬかれたように錯覚して見える、愉快なだまし絵を創り上げるために用いられている。オランダ総督コレクションに由来するこの音楽家席を描いた絵は、装飾の一部であったと考えられている。リュート奏者が座る手すりはおそらく暖炉のマントルピースの底部へと続いていたものと思われ、それにより観客側のローアングルの説明がつくのである。
「夜のジェラール」?
ユトレヒトの出身であるホントホルストはローマに10年ほど滞在しており、そこでアンニバレ・カラッチの《バッカスとアリアドネ》(ファルネーゼ宮殿)といった作品を見て、二人の優美なプット(小児像)の着想を得たであろうことはほぼ確かだと思われる。しかしホントホルストは、とりわけテルブルッヘンやバブーレンといった同郷作家と同じく、カラヴァッジョ風の画家の流行に影響を受けている。カラヴァッジォの作品の中から、彼は芝居風の衣装を纏い半身だけ描かれる大衆的な人物像を採り入れた。一方、この作品の中でホントホルストは、Gherardo della Notte(夜のゲラルド)というイタリア語の異名を取るほどの、普段のきわめて暗い色調の色遣いを放棄している。反対に画家は、強烈な青色や薄い黄色が全体的な調和を作り出し、ところどころが鮮やかな赤色のタッチにより引き立てられている、非常に明るく輝くような色階を用いている。音楽に関する主題と豊満な女性美を特に好み、カラヴァッジォの画風を北方風の興趣へと適合させるこの手法は、「ユトレヒトのカラヴァッジォ派」画家たちに典型的な特徴である。
出典
- Le Siècle de Rembrandt : tableaux hollandais des collections publiques françaises, catalogue d'exposition, musée du Petit-Palais, Éditions de la Réunion des musées nationaux, Paris, 1970.- MIRIMONDE Albert Pomme (de) , "L'Accord retrouvé de Gerrit van Honthorst", in La Revue des arts, 1960, 3, p. 105, pp. 109-116.
作品データ
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ヘリット・ファン・ホントホルスト (ユトレヒト、1590-1656年)
《演奏会》
1624年
1624年、オランダ連合州総督オラニエ公フレデリック=ヘンドリックのために制作。1632年、デン・ハーグ、ノールデインデ宮殿(旧宮殿)。デン・ハーグ、オラニエ公ヴィレム5世画廊。
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カンヴァス、油彩
縦1.68m、横1.78m
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1795年、フランス-オランダ連合州戦争の際移送。1815年ネーデルラントへ返還されず。
INV. 1364
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リシュリュー翼
3階
オランダ 17世紀前半 ホントホルスト、フランス・ハルス
展示室28
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
