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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《車から降りるアウロラ》
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《車から降りるアウロラ》
© Musée du Louvre/P. Philibert
彫刻
17-18世紀のフランス
これは、フランソワ・ジラルドン作の原型をもとに1686−1690年に大理石で制作され、ヴェルサイユの「円屋根の木立ち」に置かれた群像作品を、ブロンズ鋳造したものである。鋳造は1686年から準備作業に入り、1693年にバルタザール・ケレールによって成されたが、仕上げはジャック・デジャルダンによってやっと1702年に行われた。ブロンズ像は1707年からマルリーのベルヴェデーレに置かれ、1802年から1872年まではサン゠クルー、1872年から1910年まではチュイルリー公園、そして1926年から1993年の間はパリのパイエンヌ通りのジョルジュ゠カン広場に置かれた。
ルーヴルの《アウロラ》像誕生と来歴
この美しいブロンズ群像の誕生までは長い。彫刻家フランソワ・ジラルドンは1686年に鑞製の小さな原型を与えた。フィリップ・マニエが同年大型の石膏モデルを制作し、アンヴァリッド造営工事の為一時中断した後、1704年に大理石像を完成させた。この大理石像はヴェルサイユの「円屋根の木立ち」に置かれた(現地蔵)。1686年から彫刻のブロンズの鋳造準備に入り、1693年にバルタザール・ケレール(1638-1702年)によって鋳造された。このフランスに住み着いたスイス人鋳造家は、パリのルイ゠ル゠グラン広場の王の騎馬像の鋳造をしており、その余分に残ったブロンズで《アウロラ》の鋳造を行った。ジャック・デジャルダンによる仕上げ(継ぎ合わせ、磨き、仕上げ削り等)は1702年を待たねばならなかった。彫刻は、マルリー城庭園内のベルヴェデーレに置かれた。度重ねての移転があり、1802年から1872年まではサン゠クルー城、1872年から1910年まではチュイルリー公園、そしてカルナヴァレ美術館、1926年から1993年まではパリのジョルジュ゠カン広場、そして1993年にはルーヴル収蔵となった。
《アウロラ》像のスタイル
花冠を戴いた曙の女神アウロラは、貝の形の車から降りて、摘んだパラの花びらを大地に撒く。体全体が新たな夜明けの活力と優雅さを表す。シルエットは長く伸び、濡れたドレープが体にぴったりと着いたチュニックがそれをより強調している。地面をかすかに触る脚は警戒するかのような足取りで、後方の脚はつま先立ちで、前の踵も地に着いていない。襞に窪みを作り大きくカーヴを描いて舞い上がる布も同様に動いている感じを与えている。丸みのある腕に細長く伸びた手、そしてその細い指がこの女神に踊り子の様な優雅さを与えている。目の刻みが入った顔の線の繊細さや、房となって波打つ髪型の彫金仕上げが優雅さに満ちた像にさせている。
出典
- BRESC Geneviève et PINGEOT Anne, Sculptures des jardins du Louvre, du Carrousel et des Tuileries, Éditions de la Réunion des musées nationaux, 1986, II, p. 282-284.- SOUCHAL François, French Sculptors of the 17th and the 18th centuries. The reign of Louis XIV, Oxford, 1987, II, p. 21-22.
- MAGNIEN Agnès, "Les bronzes Keller", in BSHAF, 1996, p. 61.
作品データ
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フィリップ・マニエ(1647-1715年)
《車から降りるアウロラ》
1686-1702年
1872年サン・クルー城
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ブロンズ、バルタザール・ケレール(1638−1702年)により鑞型鋳
高さ2.05m、幅1.25m、奥行き1.10m
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1993年ルーヴル収蔵
M.R. 3243
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リシュリュー翼
地上階
マルリーの中庭
中庭
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
