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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《食前の祈り》

《食前の祈り》

© 2010 Musée du Louvre / Angèle Dequier

絵画
フランス絵画

執筆:
Pomarède Vincent

17世紀のオランダの巨匠たちが取り上げていた食前の祈りのテーマが、優しさに溢れ、きわめて慎み深いこの場面において新たに解釈し直されており、シャルダンの作品の中で最も有名なものの一つである。ここで初めて、以前の作品のざらざらしたマティエールではなく、より滑らかで、より入念な仕上げが見られる。

日課を果たすほほえましい生活

ここでは全ての点で、シャルダンとブーシェのような画家の対比が際立つ。目立たないが称賛に値する美徳、日課を果たすほほえましい生活、侯爵夫人のような洒落気はないものの、清潔で体にぴったり合ったドレス、草上の昼食や月夜の散歩といったものにシャルダンは焦点を当てている。母と子供たちの交錯する視線が輪の形を作り出しており、形態としての輪と愛情の輪が、テーブルクロスや皿といった、構図のその他の輪(円形)とも同化している。食卓に付く前に子供たちに祈りを唱えさせる母親という主題は、目新しいものではない。

即座の成功

簡潔な構成、洗練された技法、そして意図的に月並みな主題である《食前の祈り》は、制作直後から大きな成功を収めた。主題の教化、質素で家族的な生活の称揚、そして画家が巧みに描き出す親密な雰囲気ゆえに、ディドロはシャルダンの風俗画を熱狂的に支持したのである。

ルイ15世コレクション

この風俗画は1740年のサロンに出品された後、ルイ15世が購入し、フランス革命まで王室コレクションに所蔵されていた。その後1793年に、ルーヴル美術館の前身である共和国中央美術館に収蔵される。この作品には、細部がわずかに異なる複製が存在しており、ドミニック・ヴィヴァン・ドゥノンのコレクションに所蔵されていたが、1869年にルイ・ラ・カーズ博士によってルーヴル美術館に遺贈された。

作品データ

  • ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン

    《食前の祈り》

    1740年

  • 油彩、カンヴァス

    縦49cm、横38cm

  • 1740年、画家が国王に寄贈。ルイ15世コレクション

    INV. 3202

  • 絵画

    シュリー翼
    3階
    18世紀の風俗画
    展示室40

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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