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作品 アッティカ赤像式アリュバロス

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : クラシック時代のギリシア美術(前5-前4世紀)

アッティカ赤像式アリュバロス

© 1993 RMN / Hervé Lewandowski

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
クラシック時代のギリシア美術(前5-前4世紀)

執筆:
Padel-Imbaud Sophie

この小型の壺はあらゆる意味で希少である。第一に、この香油を入れるアリュバロスは、紀元前7世紀から6世紀の間コリントゥスにて広く普及されていた型であるが、アテナイでは珍しく、赤像式は希少である、その他この装飾は、診察の場面の唯一の証言を今日にもたらしている。そしてこれは、とても精彩な様式の画家マクロンの弟子、診療所の画家の名祖壺である。

古代の無料診療所

このアリュバロスの装飾は唯一の診察の場面を表している。椅子に腰掛けている医者は彼の前に立っている患者の腕の瀉血を施している。落ち着かない様子の患者は、医者が手にする刃物を心配そうに見つめている。流れる血を受け取るためであろう大きなたらいが、彼の足元にある。その先は待つ人々の行列が続いている。そのうちの数人は白明色の加筆で描かれた包帯を持っている。その中の短くがっしりした四肢の小人が、肩に野うさぎを抱えている。それは、これから受ける治療代の代わりになる現物払いの品である。

古代ギリシアの医者と医学

初めは戦の負傷の治療、後に運動での怪我のために必要とされ、医療技術は出現した。アルカイック期の末期まで多くの病気(特に精神病、性的不能、てんかん)は、人間の不節制を罰するために神が手を下した結果であったと考えられていた。有名な医師、コス島のヒポクラテスは紀元前5世紀に、合理的な医学と神秘的な医学を分離した運動の代表者であった。

診療所の画家の祖名壺

また、公的医療の発展が見られるのもこの次代であった。公の医師は、医者を必要とする都市の議会にて、更新可能な一年期限で選出される。その人物は、自分の住居に特別な税金により割り当てられた手当てと処置した治療の給料を受け取っていた。診療所の画家の名前の由来となったこの壺は、香油を収めるための小型の壺であり、頻繁に競技者の手首にぶら下がって見られる。紀元前4世紀初期コリントゥスにて、とても流行したこの形の赤像式は珍しい。マクロンの弟子の診療所の画家は、生き生きとした様式、流動的なデッサン、巧みな情況観察に特徴付けられる。

出典

Denoyelle M., Chefs d'oeuvre de la céramique grecque dans les collections du Louvre, 1994, p. 136, no 63.
Au temps d'Hippocrate. Médecine et société en Grèce antique, catalogue d'exposition, Mariemont, 1998, pp. 203-205.

作品データ

  • Peintre de la Clinique

    アッティカ赤像式アリュバロス

    紀元前480年から470年頃

    ギリシア

    アテネ

  • 粘土、赤像式:赤明色の加筆、白明色の加筆

    高さ:8,8cm、直系8,6cm

  • 1914年寄贈

    CA 1989-CA 2183

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    シュリー翼
    2階
    ギャラリー・カンパーナIV 赤像式ギリシャ陶器 アテネ 紀元前5世紀
    展示室43

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
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開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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