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作品 アッティカ赤像式帯状装飾の杯

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : アルカイック時代のギリシア美術(前7-前6世紀)

アッティカ赤像式帯状装飾の杯

© 1994 RMN / Hervé Lewandowski

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
アルカイック時代のギリシア美術(前7-前6世紀)

執筆:
Padel-Imbaud Sophie

「ミニチュアの作家」の杯の連作は、その優美な形、素描の繊細さにより特徴付けられる。その生産は、その装飾が占めた場所のため、口縁部の杯と、帯状装飾の杯と呼ばれた杯が多く存在する。後者の分野を巧みに描いたこの壺は、古代ギリシアで行われていた野良仕事の、美しい証言を提示している。

工作と種まき

広口の周りには複数の農作業が繰り広げられている。正面には、工作の一場面と種まきのふたつの場面が描かれている。中央には農民が一部牛たちに牽引された犂を押している。右には2人の若者が小さな籠に入った種を蒔いているのに対し、1人の男はつるはしを用いてそれを土のなかに埋めている。最後の農民は、おそらくこの領地の管理人である寛衣を着た男の方に荷物を持っていっている。

収穫の運搬

反対側には、もう一つの工作の場面が表現されている。雄ロバたちは、犂を牽引させるため牛に代行させられる。その後ろの他の2匹のロバは、満杯の種が入っていると思われるアンフォラが積まれた輪馬車を引っ張っている。土仕事と関連した情景は、ギリシア美術の中では極めて珍しい。この壺は、古代ギリシアで使用された農作業具の繊細な表現を示していることから、さらにその貴重さを増している。

「ミニチュア作家」の杯

この杯は、壺装飾に対するこれらの画家のミニチュア嗜好により「ミニチュアの画家」と呼ばれた、杯の連作に属する。前6世紀第4四半期から前5世紀の最初の数年にかけて広がったこの生産品には、2つの種類のものが存在する。そのうちの最古のものは、人物装飾がその部分に限られた口縁部の杯である。もう一種は、その用途に合わせられた厚い唇と黒色、そして2つの把手の間に割り当てられた一帯に位置する、フリーズ状の装飾により特徴付けられる、帯状装飾の杯がそれである。「ミニチュア作家」の杯は、それ以前の杯に対し、より優美な均整により区別される。

出典

- DENOYELLE M., Chefs-d’œuvre de la céramique grecque dans les collections du Louvre, Editions de la Réunion des musées nationaux, 1994, p. 70, n° 30.

- MALAGARDIS N., « Images du monde rural attique à l’époque archaïque. Travail et société : l’outil et le geste sur les vases », in Archaiologikè Ephéméris, 1988, pp. 95-134.

- VILLANUEVA-PUIG M.-C., Images de la vie quotidienne en Grèce, 1992, p. 72, p. 73.

作品データ

  • アッティカ赤像式帯状装飾の杯

    前530年頃

    エトルリアに由来

    アテナイにて制作

  • 高さ15cm、直径21.50cm、幅30cm

  • 旧カンパーナ・コレクション、1861年購入

    A面とB面:野良仕事

    F 77

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    シュリー翼
    2階
    ギャラリー・カンパーナIII 黒像式ギリシャ陶器
    展示室42

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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