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作品 アッティカ首の赤像式アンフォラ

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : クラシック時代のギリシア美術(前5-前4世紀)

アッティカ首の赤像式アンフォラ

© Musée du Louvre, dist. RMN / Thierry Ollivier

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
クラシック時代のギリシア美術(前5-前4世紀)

執筆:
Sophie Padel-Imbaud

パルテノン神殿のアテナの盾に彫刻された、ぺイディアスが装飾した、アマゾノマキアとギガントマキアの主題は、おそらく紀元前4世紀の相対的衰退前に、アテナイで制作された最後の質の高い壺の手本として使われた。スエッスラの画家の大型アンフォラの胴部全体は、オリンポスの神々の威厳が敗北した巨神の過度の苦痛と対照をなす激しい乱戦により覆われている。 

神々と巨人の戦い

紀元前5世紀末に典型的な、螺旋状の握手と優美な均整を持つこの美しいアンフォラは、神々と巨神の戦い、ギガントマキアを描写している。伝説によると、ガイア(大地)の息子である巨神たちは、ある日神々に対し反乱を起こし、岩と燃えた木を用いてオリンピアを侵略しようと試みた。人間が彼らの見方になることを条件に、神々が勝利するという神託が予言された。ゼウスは彼の息子ヘラクレスを選んだ。ヘラクレスは、自分の矢を使い巨神に止めを刺した。

激しい戦闘

正面には神話の主な登場人物が描かれている。中央には、その獣の皮にて特徴付けられた巨神に、今にも雷を落とそうとするゼウスがいる。その左には四頭立て二輪戦車にのった勝利の女神二ケがいる。神々の王の足元には、その父の敵を狙い、止めを刺す姿勢の、ライオンの皮に包まれたヘラクレスがいる。そして下部の左側には、縁取られたとても美しいぺプロスをまとい、エンケラドスと思われる跪いた巨神に槍を振り上げているアテナがいる。その裏面は、戦車の上にいる、息子エロスに伴われたアレスとアフロディーテが占めている。他のオリンポスの神々は、胴部の空いた場所に拡散され、彼らの伝統的な象徴物を用いながら野蛮な巨神と格闘している。

貴重な手本:パルテノン神殿のアテナの盾

紀元前5世紀末の陶器の分野で栄えた様式と平行して、ギガントマキア、アマゾノマキア、ケンタウロマキアを特に好んだ、神話の大構成の回帰をここに見ることができる。この回帰は、パルテノン神殿の彫刻装飾、とりわけ438年にペイディアスにより制作されたパルテノン神殿のアテナの盾の装飾に刺激を受けたことに由来すると思われる。この盾の内側はギガントマキアが絵の具で描かれ、外側はアマゾノマキアの彫刻により装飾されている。
一部の専門家は、この壺のA面はB面よりも極めて巧みに構成されており、それはこの盾の内側に描かれたギガントマキアの複写ではないかと結論付ける。いずれにせよ大型絵画の特徴をここに見ることができる。異なった高さ配置された多くの人物像が集められた抑々しい構成、装飾に多彩装飾の様相を与える幅広い範囲にわたる白色の加筆、そしてここではその苦痛と苦悶から引きつった顔をした巨神たちに見られる表現主義は、すでにヘレニズム時代のペルガモンにあるゼウスの大型祭壇のフリーズに見られるものを先取りしている。

出典

- DENOYELLE Martine, Chefs d'oeuvre de la céramique grecque dans les collections du Louvre, Éditions de la Réunion des musées nationaux, 1994, p. 154, n 72.

- DEVAMBEZ, "L'Amazone de l'amphore de la Gigantomachie au Louvre et le bouclier de la Parthénos", Mélanges Orlandos, 1964, pp. 102-109, pl. 28, 29.

作品データ

  • スエッスラの画家に帰属

    アッティカ首の赤像式アンフォラ

    紀元前410年から400年頃

    ミロ(イタリア)?

    アテネ

  • 陶土、赤像式、白色と黄色の加筆

    高さ69.50cm、直径32.40cm

  • 1875年旧シャレ・コレクション購入

    通称「ミロのアンフォラ」

    MNB 810

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    シュリー翼
    2階
    ギャラリー・カンパーナV 赤像式ギリシャ陶器 紀元前5世紀末‐紀元前4世紀
    展示室44

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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