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作品 アッティカ黒像式三脚エグザレイプトロン

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : アルカイック時代のギリシア美術(前7-前6世紀)

アッティカ黒像式三脚エグザレイプトロン

© 1988 RMN / Pierre et Maurice Chuzeville

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
アルカイック時代のギリシア美術(前7-前6世紀)

執筆:
Padel-Imbaud Sophie

このエグザレイプトロンは、女性の見繕い、特に芳香薬を収納するための箱のようなものである。主要場面は、おそらくアッティカでは初めて、幼い女神アテナが父であるゼウスの頭から現れる、アテナの誕生を物語っている。この壺は、アテナイが神話の表現を頻繁に表現するためコリントスの影響を表に出し、人物像を優先した時期である、紀元前6世紀第2四半世紀の特徴的作品である。

芳香薬を入れる壺

この複雑な名称の壺は、女性の見繕いの品々に属する。その名は、「油を塗る」という意味のギリシア語の動詞に由来する。そのことからこれは、芳香薬や他の香油を収納するための容器であったことがわかる。縁が内側に折り込まれた、その特徴的な中央の小皿の形は、液体の流出を妨げる。容器の平らな縁は、複数の重装歩兵を表現した細かいフリーズで装飾されている。その反対に縦板には、三枚の大型の絵がはめ込まれている。その中で中心的な絵は、とても人気のあったアテネの誕生の主題を描いている。その他の二枚は、羊飼いパリスがヘルメスから連れてこられた三人の女神から逃げようとし、ペイト(説得の寓意)が引きとめようとしている、パリスの審判、そして婚礼の行列が描かれている。後者の場面は、この壺がおそらく婚姻の贈り物であったと想像させる。

アテナの誕生

ゼウスへの神託は、彼の第一の妻メティスとの息子が、彼の座を奪い取ることを予言した。それを回避するため彼は、既に娘をはらんだメティスを飲み込んだ。満期になった頃、ゼウスは耐え難い頭痛に悩まされ、ヘパイストスが斧でその頭を叩き割った。そして完全武装したアテネが、神々の王の頭より誕生した。ここで選択された構図は、とても伝統的なものである。ゼウスは中央の上座に座り、手に雷と王杖を持っている。その頭から出現したアテナは、神々に迎えられた。ゼウスを取り巻く双子の女神エイレイティアイはお産を表現している。鍛冶屋の神ヘパイストスは両刃の斧を持ち、ポセイドンはみつまたの矛を持っている。端には、判断が難しい二人の女神がいる。他の神々と関係付けるのなら、左がアフロディーテ、右がアンフィトリオンであると思われる。

アッティカの画家:画家C

このエグザレイプトロンは画家Cに帰属される。その名は、この作品中で原コリントスの作品を想起させる、重装歩兵フリーズの細かい様式にみられる、コリントス様式に似せた特徴から命名された。その他の部分は、構成や人物の壮大さに見られるように、完全なアッティカの様式である。
画家Cは、紀元前6世紀の第2四半期に活動した。その時代アテナイは、コリントスの影響より開放され、自らの神話のレパートリーを設置した。この作品には、アテネの誕生を表現した、アッティカの最も古い絵図のうちの一つが描かれていると推測される。

出典

- DENOYELLE Martine, Chefs-d'oeuvre de la céramique grecque dans les collections du Louvre, 1994, p. 66, n 28.

作品データ

  • 画家Cに帰属

    アッティカ黒像式三脚エグザレイプトロン

    紀元前570年から560年頃

    テーバイ

    アテナイ

  • 陶土、黒像式(線刻、白色と赤色の加筆)

    高さ14cm、直径24cm

  • 1894年取得

    CA 616

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    シュリー翼
    2階
    ギャラリー・カンパーナII 黒像式ギリシャ陶器
    展示室41

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
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月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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