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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>アルミラ:キリストの復活
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アルミラ:キリストの復活
© 2008 Musée du Louvre / Martine Beck-Coppola
工芸品
中世
アルミラという豪華な腕輪は、半球形をしており、肩につけるものだった。ニュルンベルクのゲルマン美術館が所蔵する作品と対になっており、両作品とも、ロシアのウラディーミル・スーズダリ大公アンドレイ・ボゴリュープスキー(1174年死去)の墓所に納められていた。神聖ローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサ〔赤髭王〕から贈られたものだろう。この作品の様式と技法からは、12世紀にムーズ地方で活躍した職人の妙技がうかがわれる。
キリスト教図像
ルーヴル美術館のアルミラは、三葉形モチーフのフリーズで縁取られ、取り付け用の穴が6つ開いている。キリストの復活を主題とし、ニンブス〔頭光〕を伴うキリストが屍衣を取りのけ、柄の長い十字架にすがりつつ棺から出てくるところである。見張りの兵士2人は棺の足元で眠り、ニンブスを伴う天使2人が場面両脇にいる。もう片方の作品には磔刑が描かれている。
ライン・ムーズ地方のエマイユ作品
本作品から、ライン・ムーズ地方の職人たちが卓越したエマイユ・シャンルヴェ〔生地彫り七宝〕技術をもっていたことがわかる。色調はきわめて洗練され、まばゆく、変化に富んでいる。大理石の墓を模すために、少量ずつ数色が組み合わされ、また別の色が凝ったぼかしを入れるべく使われている。ムーズ地方のエマイユ職人はありとあらゆる技術を駆使した。細く残された輪郭の精妙さ、毛彫りで仕上げた顔立ち、エマイユ・クロワゾネ〔有線七宝〕の縁取りの細部などである。こうしたエマイユの妙技によって、アルミラは同地方のエマイユ作品の中でも、とくに美しい作品に数えられる。
モザン美術特有の様式
ムーズ地方では、12世紀に多くのエマイユ作品が生み出された。衣襞や人物の扱いには、古典古代の伝統が生きている。それにしてもキリストと2人の天使の、威厳があり優雅で高貴な様には圧倒される。明らかにビザンティン美術の影響を受けており、精巧な表現と卓越した技術を通して、クロスターノイブルクの説教壇(1191年)を制作した金銀細工師ニコラ・ド・ヴェルダンによる、古代志向の作品の先駆けとなっている。
出典
Gauthier Marie-Madeleine, Les Émaux du Moyen Âge occidental, Fribourg, 1972, pp. 174-175 et 367-368.作品データ
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アルミラ:キリストの復活
1170-1180年頃
ロシア ウラディーミルの大聖堂
ライン・ムーズ地方
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銅に金鍍金、エマイユ・シャンルヴェ〔生地彫り七宝〕
高さ11.30cm、幅14.70cm
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1934年ルーヴル美術館友の会より寄贈
OA 8261
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リシュリュー翼
2階
シュジェール
展示室2
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
