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作品 イレトホルルウのヒュポケファルス(円盤状の護符)

古代エジプト美術部門 : 宗教と葬祭信仰

イレトホルルウのヒュポケファルス(円盤状の護符)

© Musée du Louvre/C. Décamps

古代エジプト美術
宗教と葬祭信仰

執筆:
Etienne Marc

奇妙な図像と文章が刻まれたこの風変わりな円盤は「ヒュポケファルス」という名で知られている。この名はギリシア語で「頭の下にある物」という意味で、その葬祭的役割に由来する。この珍しい宗教用枕が放つ光の輝きによって、死者は太陽神と同一化することができると考えられていた。

来世での加護

この円盤は、ミイラにされた死者の頭の下に置かれたことにその名が由来し、キャロット(聖職者が被る椀形の帽子)のように独立したものとして付けられる場合もあれば、カルトナージュでできたミイラの仮面の一部として組み込まれることもあった。漆喰を塗った布、あるいは金属で作られ、『死者の書』に付け加えられた一章に準拠して、「頭の下に炎をともす」ものと考えられていた。円盤に刻まれた神秘的な姿の創造神に加護を求める祈りの文句は、死者を冥界の暗闇で守ってくれると信じられていた。

神秘的な姿の神

ヒュポケファルスは、天地逆に描かれた上下二つの部分に分けられ、各部がさらに何段かに区切られている。一方の半円の中には、全能の象徴である四つの牡羊の頭を備えた太陽の神秘的な姿が表現されている。その両脇には、多種多様な容貌を持つ、聖地ヘリオポリスの神への祈りの言葉が刻まれている。最上段では、この神は頭を二つ持つ人間の姿としても描かれている。

三つのヒエログリフが表す言葉に尽くしがたい神の名前

もう一方の半円は三段に区切られ、下段には夜用の太陽の船と、ヒヒの姿で表された月の船が描かれている。中段には、神の神秘的な名前が、牡羊、スイレンの葉、ライオンの三つのヒエログリフで記されている。それぞれのヒエログリフは、言葉に尽くしがたい名を持つこの神の三様の顕現を暗示するものである。この段に描かれている神々は、創造神の聖なる本質の神秘性と複雑性を表現するために、通常とは異なる姿で描かれ、永遠なる太陽周期を暗示していると考えられる。

出典

Etienne M., "HEKA. Magie et envoûtement dans l'Egypte ancienne", catalogue exposition, Musée du Louvre, éd. RMN, Paris 2000.

作品データ

  • イレトホルルウのヒュポケファルス(円盤状の護符)

    プトレマイオス朝時代または第30王朝末期、前3世紀-前1世紀

  • ブロンズ、版画

    直径:14.6cm

  • 1826年に購入

    N 3526

  • 古代エジプト美術

    シュリー翼
    1階
    死者の書 副葬品
    展示室17

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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