Go to content Go to navigation Go to search Change language

ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>カンパーナの板:祭壇の前にいる男

作品 カンパーナの板:祭壇の前にいる男

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : エトルリア美術(前9-前1世紀)

カンパーナの板:祭壇の前にいる男

© 2000 RMN/ Hervé Lewandowski

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
エトルリア美術(前9-前1世紀)

執筆:
Astier Marie-Bénédicte

このカンパーナ・コレクションの絵が描かれたテラコッタ製の板は、カエレに由来する。この作品はその地で再利用されたもののように見える。この種の壁の外装は、民間の建物、神殿、墓などの内側を装飾していた。この作品は、供犠の場面を叙述している。男は、火が灯る祭壇の近くに前進している。この装飾の型は、前6世紀後半、エトルリア美術にもたらしたイオニア美術の高まる影響を浮彫にしている。

カンパーナの板:テラコッタの外装

この絵が描かれたテラコッタ製の板は、エトルリア南部のカエレ(現チェルヴェテリ)のバンディタッチャの墓場にて、類似する要素を持つ他の5枚の板と共に発見された。これらは、カンパーナ侯爵の古美術品コレクションの主要作品であった。1861年、これらの作品はナポレオン3世により蒐集され、その3年後ルーヴル美術館のコレクションに加わった。絵の具で装飾された壺と類似する技術を用いて、前550年から525年の間に制作された、この型の壁の外装は、民間の建物、神殿、墓などの装飾していた。このカンパーナの板の場合、この作品が発見された、墓の内壁の外装のように再使用するため製作されたように思われる。

供犠の場面

装飾の意味と、これらの画家により表現された主題の正確な判断は、未だに議論されている。発見された場所から、埋葬に関する図像に限定されたものと結論を下す事はできない。神話的解釈は、もはや殆ど支持されていない。6枚の板は、一連のもの、一貫性のあるものを構成しているわけではない。この作品で展開する場面は、より明瞭であるように思われる。丸ひだ装飾がされたコーニスの下にいる、神官または単なる信奉者とも思われる男は、自ら火を灯した祭壇の前で供犠を成し遂げているように見える。祭壇の端に配置された小円柱の上に置かれた、レベスまたは儀式用の鉢は、描写された儀式に宗教的特長を追加している。

ギリシア東部の影響

このデッサンは、アルカイック時代の絵画の習慣に従いながら、エトルリア美術特有の体の様式化を表している。これはまた、極めて細長い目をもつ顔の形、人物の均整、装飾の明細や人物の仕草に注がれた配慮に見受けられるよう、イオニア地方のギリシア人芸術家の様式に影響を受けている。前6世紀後半、小アジアのこの地方出身の民族は、ペルシア人の制圧により追い出され、エトルリアまで多くの人々が移住を強いられた。イオニアの影響はこの時期増加し、この時代の多くのエトルリア製品に浸透した。

出典

Briguet Marie-Françoise, Le Sarcophage des époux de Cerveteri du musée du Louvre, Paris, Éditions de la Réunion des musées nationaux, 1988, pp. 73-75, fig. 76.
Colonna Giovanni (sous la dir. de), Santuari d'Etruria, Milan, Arezzo, 1985, pp. 43-44, n 1, 30.
Roncalli Francesco, Le Lastre dipinte da Cerveteri, Florence, G. C. Sansoni, 1966, pp. 84-93, fig. 2, pl. 3.
Torelli Mario (sous la dir. de), Gli Etruschi, cat. exp. Venise, palais Grassi, 26 novembre 2000-1er juin 2001, Milan, Bompiani, 2000, p. 597, n 174.

作品データ

  • カンパーナの板:祭壇の前にいる男

    前550‐525年

    チェルヴェテリ(カエレ)、バンディタッチャの墓場、イタリア中部

    チェルヴェテリ(カエレ)、エトルリア南部

  • 粘土、鋳造されたテラコッタ、泥漿、絵の具

    高さ1.24m 、幅0.59m

  • 旧カンパーナ・コレクション、1861年ナポレオン3世蒐集、1863年ルーヴル美術館取得

    Cp 6626

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    ドゥノン翼
    1階
    エトルリアI 夫婦の棺
    展示室18

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

チケットを購入する