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サイの置き時計

© 1997 Musée du Louvre / Pierre Ballif

工芸品
18世紀:ロココ

執筆:
Voiriot Catherine

動物を象った置き時計は、1750年代に、鋳造工ジャン=ジョゼフ・ド・サン・ジェルマンの名を世に知らしめた。サイの置き時計の特徴は、金鍍金ブロンズと緑青ブロンズを合わせて使用しているところにある。当時ではこの2つの材質を合わせることはあまりなかった。

動物を主題にした置き時計

1750年代に制作されたとされる、この見事なサイの置き時計は、異なる要素を重ね合わせる考えをもとに制作された。その台座にはカリヨン(合鐘)、緑青をふいたブロンズでできたサイを載せた、金箔を貼ったブロンズ製の人造石の平たい台座、そして円形の側(文字盤)と金箔を貼ったブロンズでできた若いインディアン。動物を象った置き時計のなかでも、サイと象の像は好まれた主題であったようである。しかし、ライオンや馬、猪、竜やラクダを象った置き時計もある。この作品は鋳造工、ジャン=ジョゼフ・ド・サン・ジェルマン(1719-1791年)の、最も有名で普及した型の作品のひとつである。

繰り返し制作された型

今日でもこれと同じく、サイを象った型の作品は多く保存されており、この型が18世紀において、たいへん人気があったということを証明している。ここでは台座は表面が膨らんだ形をしており、べっ甲の板が張られ、金箔を貼ったブロンズが施されている。他の、型が同じ置き時計においては、台座は異なる種の化粧板(例えば緑の角製品)に覆われている。時には台座を持たない置き時計もある。

職人たちの協働

時計職人フランソワ・ヴィジェ(1708-1784年)は、ルーヴルのサイの置き時計の、時計の振り子の作者である。彼は何度か、置き時計の「箱」を作ったブロンズ職人、ジャン=ジョゼフ・ド・サン・ジェルマンとともに仕事をした。

出典

Alcouffe D., Les bronzes d'ameublement du musée du Louvre, à paraître fin 2003.
Ottomeyer H. et Pröschel P., Vergoldete Bronzen, 1986, vol. 1, p. 122.
Verlet P., Les bronzes dorés français du XVIIIe siècle, 1987, pp. 120 - 121.

作品データ

  • フランソワ・ヴィジェ(1708-1784年)、時計職人ジャン=ジョゼフ・ド・サン・ジェルマン(1719-1791年)鋳造・彫金工

    サイの置き時計

    1750年頃

    パリ

  • 金箔を貼って緑青をふいたブロンズ、べっ甲、銅

    高さ58cm、幅40cm、奥行き18cm(台座を除いた置時計の寸法)

  • 1973年グロッグ・カルヴェン寄贈

    OA 10540

  • 工芸品

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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