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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>ダレイオス1世宮殿の謁見の間(アパダーナ)の円柱の柱頭
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ダレイオス1世宮殿の謁見の間(アパダーナ)の円柱の柱頭
© 1999 RMN / Hervé Lewandowski / Franck Raux
古代オリエント美術
イラン
スーサのアパダーナ(謁見の間)の屋根を支えていた36本の記念碑円柱のうちのひとつであるこの巨大な柱頭は、イランの伝統を完璧に物語っている。それは一貫した様式の全体を構成するために、異なる文明から借用した要素の組合せによって特徴づけられている。
行政帝都の謁見の間
ダレイオス大王がキュロス王の後を継ぐと、彼は彼の統一帝国の行政帝都を創設するためにスーサ市を選ぶ。都市の北方にそびえる3つの自然段丘に、複合宮殿の造営に着手する。そこへペルシア語でアパダーナと呼ばれる大きな謁見の間に通じるメソポタミアの伝統の王宮を建てる。これは一辺が109mにもおよぶ正方形の多柱式(円柱)の広間である。
混合様式の柱頭
36本の円柱に支えられたこの謁見の間は、高さ21mにも達する。それぞれの円柱は、王銘が入った正方形の柱脚の上に、イオニア建築を思わせるフルーティング(溝彫)が施された柱身が立ち、その上に3つの要素が、まずエジプトから借用されたシュロの葉模様の籠のようなもの、次にエフェソス市にあるアルテミス神殿を模したロゼット紋入りの二重のヴォリュ-ト(柱頭の渦巻装飾)、さらにそれらの上に背中合わせにひざまずく2頭の牡牛の前半身が順々に載せられ構成されている。2頭の頸部間に丁度開いた空間に梁(はり)が架せられたところである。この対になった牡牛のプロトメ(装飾用胸像)は、宇宙の均衡を象徴するメソポタミア古来のモチーフの模作である。ルーヴル美術館の柱頭は、1884-1886年の発掘調査時にマルセル・デューラフォアによって発見された多数の円柱に属す断片をもとに復元された。それは石材の色の変化に応じて説明がつくであろう。つまり、用いられた伝統的素材が日乾煉瓦であるのに反して、灰色の石目模様の入った石灰岩はザグロス山脈からスーサ平原に輸入されたものであるからである。
完璧なイラン様式
ダレイオスの文書から、スーサの円柱を細工したのはギリシャ人あるいはリュディア人の石大工であることが分かる。題材は、帝国のさまざまな地域の統一の証として、おそらく王の命令で世界を股にかけ多様な影響を混ぜ合わせたペルシアの建築家によって創られたのであろう。この題材は、ペルセポリスにいくつかのバリエーションとともに受け継がれた。この柱頭は、異なった文明から借用した要素の組み合せによりながらも、なお一貫した様式の全体を作り上げるアケメネス朝の美術を特徴づけいる。その一方で、イランの世界では円柱の使用はほとんど普及していなかったが、全く未知のものではなかった。既に9世紀にハサンルーの建築において、また8世紀の間にルリスタンで出現していた。これは円柱式建築をここまで発展に至らせ、それまでになかった類まれな大規模な建造物に寄与することを可能ならしめたギリシャの建築家との共同作業によるものである。
作品データ
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ダレイオス1世宮殿の謁見の間(アパダーナ)の円柱の柱頭
アケメネス朝、ダレイオス1世の治世、紀元前510年頃
イラン、スーサ、アパダーナの遺丘
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石灰岩、丸彫り
H. : 16 cm ; L. : 23 cm
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1884-1886年、マルセル・デューラフォア発掘
AOD 1
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シュリー翼
1階
イラン、アケメネス朝ペルシア帝国:スサのダレイオス1世の宮殿 紀元前6‐紀元前5世紀
展示室12a
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
