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テーブル

© 2005 RMN / Jean-Gilles Berizzi

工芸品
17世紀

執筆:
Muriel Barbier

ルイ14世(1638−1715年)は、フィレンツェの堅石細工の工房に対抗し、ゴブラン製作所内に堅石モザイクの工房を開設させた。ルーヴル美術館のテーブル板はこの工房で制作されている。王冠と王家の紋章をほどこした本作品は、鳥と風景の写実的な装飾を通して、パリで確立された宝石細工の質の高さを示すものである。

ゴブラン製作所内の堅石細工工房

16世紀末からフィレンツェで制作される堅石モザイクがヨーロッパ中の人々を魅了していた。これに対抗してルイ14世はパリのゴブラン製作所内にモザイク工房を開設し、そこではフィレンツェから招聘した職人が働いていた。この工房は1668年より活動を開始し、フェルディナンド・ミリオリーニ(1683年没)、ついでフィリッポ・ブランキ(1699年没)が監督を務めた後、姿を消した。この工房では、ルーヴル美術館所蔵の品のようなテーブル板やキャビネット用のモザイクが制作された。

王冠と鳥

このテーブル板を制作するにあたって、多種多様な大理石と堅石が使用された。この絵画的な装飾はゴブラン製作所の工房に特有なものであり、フィレンツェのモザイクとは異なる。テーブル板の中央には、黒大理石の地に瑪瑙とラピスラズリによる王家の紋章が施され、その上には王冠と月桂樹の枝がある。テーブル板の四隅では、王の頭文字(組み合わせた2つのL)の上に同じ王冠がのっている。こうした王国を象徴するモチーフの間には、白雲がたなびく風景の中にきわめて写実的な鳥をあしらった方形のパネルが6枚ある。このテーブル板は、1671年に同製作所が王に納めた、王室調度品目録に記載のある品に非常に近い。また、1673‐1679年に初めて織られたタピスリー《ルイ14世のゴブラン製作所訪問》の中に現れる品にも似通っている。これらすべては王冠で飾られている。

構想からルーヴル美術館に収められるまで

このテーブル板の水彩図案が、フランス国立図書館版画室のロベール・ド・コット建築事務所資料の中に保存されている。彼はルイ14世の建築家だった人物である。このテーブルは、旧体制下には王室コレクションに属しており、第二帝政期にはチュイルリー宮にあった。当時は、彫刻と金箔を施したルイ14世様式の木製の持送りの脚がついていた。1870年にルーヴル美術館へ収蔵される際、この脚は趣味が悪いと判断され、1873年に同じく木製で金箔を張った現在の脚に変えられた。この脚は、彫刻家ルメールと金箔師バスクールというパリの職人2人が、ルーヴル美術館録MR 405のテーヴル板の脚を模して制作した。

出典

Alcouffe D., Dion-Tenenbaum A., Lefébure A., Le Mobilier du Musée du Louvre, Paris, 1993, t.1, p.334-339.

作品データ

  • ゴブラン製作所

    テーブル

    17世紀第4四半期

    パリ、ゴブラン製作所

  • 大理石、碧玉、瑪瑙、アメジスト、ラピスラズリ、緑閃石、蛇紋石、および螺鈿のモザイク、金箔を張った木製の脚

    幅1.734m、奥行き1.328m

  • 1870年、国有調度品保管所より分与

    大理石と堅石のモザイクのテーブル板

    OA 5508

  • 工芸品

    ドゥノン翼
    2階
    アポロンのギャラリー
    展示室66

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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