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ディアネイラの掠奪

工芸品
ルネサンス

執筆:
Sophie Baratte

この彫刻群の主題は、ケンタウロスのネッススによる、ヘラクレスの妻ディアネイラの掠奪である。このブロンズ小像の場面は、絡みつく2体の人物像が表わされている。ネッススの鉢巻きにはジャン・ボローニュの署名が付いている。ボローニュは1576年にこの彫刻を制作しており、彼の署名がある作例が3点知られている。これは、1693年に、王室庭園・建物管理官のアンドレ・ル・ノートルが王に贈呈した2点のディアネイラの掠奪の、1点であるかもしれない。

ジャン・ボローニュの作品に見られる群像

ジャン・ボローニュは1577年4月30日に、サルヴィアーティ家から、鋳造の群像のための支払いを受けている。ローマのコロンナ美術館に保存されている小立像である。ジャン・ボローニュの工房の、鋳造の群像が、3種類知られている。それらはディアネイラの姿勢やネッススの動きにより異なる。ルーヴルの群像は、それらジャン・ボローニュの署名が入ったもののなかで最も古いもののようである。アンドレ・ル・ノートルはディアネイラの掠奪像を2体贈呈したが、それらは王室の目録番号56、175、176、または177が付けられていた可能性がある。

アンドレ・ル・ノートルの贈呈

アンドレ・ル・ノートル(1613-1700年)は王室庭園・建物管理官であった。彼は絵画、ブロンズの小立像、メダル、磁器の蒐集家で、1963年に自分の蒐集品陳列室の最もよい品々をルイ14世に贈った。その中には絵画21点、ブロンズ像31点、そして磁器が含まれていた。ル・ノートルへの感謝の印として、王はこれらの品々を、宮廷中が鑑賞できるようヴェルサイユに展示した。ル・ノートルが贈呈したブロンズ像の数々は、王室のコレクションの最も美しいものに数えられる。王室コレクションに含まれていたジャン・ボローニュのディアネイラの掠奪の小立像7体のうち6点が、現在所在地が分かっている。

王室のブロンズ像と来訪者

王室コレクションのブロンズ像は王家の居殿を飾るためのものであったが、そのうち数点はパリの王室家具調度管理官に保存されていた。1788年に、現在の海軍省がある、コンコルド広場の王室家具調度管理官の、美術品陳列室の一室が、来訪者にブロンズ小像を展示するために改装され、小像には主題を詳しく説明した札が付けられていた。来訪者は月の第一火曜日に入館を許されていた。

作品データ

  • ジャン・ボローニュ

    ディアネイラの掠奪

    1576年頃

    王家のコレクション1707年の目録、1797年に中央美術館に割り当て

  • ブロンズ

    高さ41.7cm、幅29.8cm、奥行き18cm

  • 1693年、ル・ノートルがルイ14世に贈呈

    OA 11896

  • 工芸品

    リシュリュー翼
    2階
    神聖ローマ皇帝カール5世
    展示室24

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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作品の補足情報

ケンタウロスの鉢巻きに署名「IOA BOLONGIE」、ケンタウロスの左後部に刷印「N 176」