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作品 ディドの死

彫刻部門 : 17-18世紀のフランス

ディドの死

© 2007 Musée du Louvre / Pierre Philibert

彫刻
17-18世紀のフランス

執筆:
Montalbetti Valérie

カルタゴの女王ディドは、アエネアスに捨てられ、絶望のあまりに自害する。カイヨは、1711年のアカデミー入会作品で、このウェルギリウスの悲壮なテーマを、その瞬間の劇的要素や見放された女王の官能性も欠かすことなく、功妙に扱う。

イコノグラフィー

カルタゴの建国者の女王ディドは、ヴィーナスの息子で、新たな王国を求めるトロイアの英雄、アエネアスに捨てられたところである。不貞な恋人の全所持品を焼き払う薪の炎に身を包み自害しようと決意する。このテーマは紀元前1世紀に書かれたウェルギリウスの詩『アエネーイス』から取り上げたもので、この中では、ギリシャ人に占拠されたトロイア脱走から、イタリアにローマ国を創立するまでのアエネアスの冒険伝が語られている。

死と官能性

場面は劇的である。薪の上に平均をとりながら跪き、目は天を見上げる女王は恋人の剣で自らの胸を刺す。鞘をつかむ左腕は大きく後ろに投げやられる。傷口から数滴の血がしたたる。
悲劇は官能性と親密に混じり合う。ディドは優雅なポーズで自害をはかり、鑑賞者に体を露にする。薄いテュニックは胸部が開き、腿の肉付きを見せる。肩から落ちる、流れるような布襞のマントは、飾りブローチで腰の部分に留められている。膝は柔らかいクッションの上に沈み込む。髪の毛の一房が肩の膚の露なことを強調する。

功妙な作品

火葬用薪の山は、枝、薪、アエネアスの鎧兜でうまく構成され、見事な一作品となっている。カイヨはここに得意な材質感表現を見せる。頭に羽飾りのついたトロイアの英雄の兜には、死んだ目の大きな魚の頭が表されており、その口が鑑賞者の方へ大きく開いている。この巧みな作品は、アーティストの王立絵画彫刻アカデミー入会用に、1711年12月31日に提出された。以前はアカデミーからは浮彫が義務づけられていたが、18世紀には丸彫小像がそれに代わった。

出典

- SOUCHAL François, French Sculptor of the 17th and 18th centuries, The reign of Louis XIV, Oxford, I, n. 6a, p. 87 ; IV, n. 6, p. 27.

作品データ

  • オーギュスタン・カイヨ、パリ(1667年—パリ、1772年)

    ディドの死

    1711年

    アカデミー入会作品

  • 大理石

    高さ86.8cm、幅55cm、奥行き59cm

  • アカデミー・コレクションから1793年に革命時接収、おそらく1849年にルーヴル美術館に収蔵

    M.R. 1780

  • 彫刻

    リシュリュー翼
    1階
    アカデミーの小ギャラリー
    展示室25

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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