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ナポレオン1世のティーセット

© RMN / Jean-Gilles Berizzi

工芸品
19世紀

執筆:
Muriel Barbier

ナポレオン1世のティーセットは、1810年にマリー=ルイーズと再婚する折、マルタン=ギヨーム・ビエネによって納入された。離婚したジョゼフィーヌのティーセットに代わるものである。このセットは、シャルル・ペルシエとフランソワ・フォンテーヌの図案に基づいて制作され、ルーヴル美術館とエディンバラのスコットランド王立美術館で分蔵される。本作品は、皇帝の食卓の豪華さ、古代に対する際立った好み、およびナポレオン御用達の金銀細工師の妙技を伝えている。

セットの構想

このセットの図案は、建築家シャルル・ペルシエとフランソワ・フォンテーヌによる。構想段階の素描は、今なおパリの装飾美術館に保存されている。このセットは、エジプトの風景で飾られたセーヴル焼きのコーヒーセットと合わせて用いるよう制作されており、含まれるのは、湯沸し1点、ティーポット2点とティーポット台、卵形茶こし1個、紅茶缶1点、螺鈿のティースプーン1本、クリーム入れ1点、砂糖壺1点、砂糖挟み2本、コーヒー用スプーン24本(コーヒーセット《エジプト》のカップに合わせたもの)、バター入れ2点とバターナイフ、トーストスタンド2点、塩入れ2点、パンチ用の碗1点とスプーン、コーヒーポット1点、ナイフ48本、皿12枚、デザート用カトラリー12点、クリスタルガラスの小瓶1点である。これらの食器すべてが収納できるように、ビエネは櫃を2点納めている。このセットは、正餐用、一般用、デザート用の金めっきした銀器などを含む帝国銀器に加わった。

着想源としての古代

ルーヴル美術館が所蔵するセットの食器の形は、大きく膨らんではいるものの、まだ古代文明の影響が認められる。卵形の水差しの形をしたクリーム入れがまさにそうであり、ジョゼフィーヌのセット(個人蔵)の図案を思わせる。ビエネはティーポットの形を「エトルリア風」と名付け、古代に着想を得たことを主張している。とはいえ、古代美術の影響はとりわけ装飾において顕著である。脚の縁どり、蓋の周囲やフリーズには、パルメットやアカンサス葉、月桂樹の葉や花形装飾など、新古典主義のモチーフがあしらわれている。取っ手を構成する丸彫の有翼の勝利の擬人像2体も、古代の装飾レパートリーに由来する。勝利像は、ティーポット腹部のフリーズにも、有翼の子供と一緒に浅浮彫で施される。それぞれの器を飾るフリーズの構成は、ギリシアの浅浮彫を想起させる。

結婚とセットの用途の暗示

ナポレオン1世とマリー=ルイーズの結婚の折に納められたこのセットには、その出来事の特徴が認められる。特に紅茶缶に施された艶消しのフリーズは、古代ローマのフレスコ壁画《アルドブランディーニの婚礼図》に着想を得た浅浮彫で飾られている。金銀細工師オーギュスタン・デュプレが錫で制作した試作品が、カルナヴァレ美術館に保存されている。このモチーフはまた、マリー=ルイーズのために品物を納めた1810年にビエネが繰り返し使ったものである。数点の品に見られる帝国の紋章は、この出来事とこの品の持ち主となる人々を思い起こさせる。このセットの用途を想起させる、水に結びつくレパートリーも繰り返し現れる。湯沸しの腹部には、キマイラに乗ったネプトゥヌスが一方に、海の馬に乗ったアンフィトリテがもう一方に見える。2つの注ぎ口はイルカの形をしており、底の部分には葦が散りばめてある。ティーポットには白鳥と海の動物を代表するイルカの頭が配され、このイルカの頭はコーヒーポットの口にも現れる。こうして選ばれたすべての装飾は、皇帝の結婚とその支配を讃美するものである。

出典

- L’Orfèvre de Napoléon Martin-Guillaume Biennais, Paris, 2003, p 47-71.
Marques et poinçons :
- Fontaine à thé (OA 9537/1) : Poinçons : essai (à l’intérieur) ; Paris1809-1819, moyenne garantie (sur le bord supérieur et sur la base carrée), premier titre (sur la base) ; fabricant (à l’intérieur) : Antoine Boullier. Signature : Biennais orfèvre de S.M. L’Empereur à Paris. Armes impériales.

- Théière (OA 9537/2-3) : Poinçon sous la théière : essai ; Paris, argent, 1809-1819, premier titre et moyenne garantie ; fabricant : Biennais, argent 1838, petite garantie. Signature sous la théière, en cursives ; Biennais Orfre de SMté l’Empereur et Roi.

- Théière (OA 9537/11-13) : Poinçon : essai (sous la théière et sous le couvercle) ; Paris, argent 1809-1819, premier titre (sous la théière) moyenne garantie (ibid) ; fabricant : Beinnais.

- Boîte à thé (OA 9537/4) : Poinçon : essai (sous la boîte) ; Paris 1798-1809, premier titre (sous la boîte), moyenne garantie (bord supérieur de la boîte) ; Paris, depuis 1838, petite garantie (à l’intérieur du couvercle) ; fabricant : Biennais (à l’intérieur du couvercle et sous la boîte). Armes impériales (sur le couvercle). Signature sur le bord supérieur : Biennais Orfèvre de Lrs Més Impériales et Royales.

- Pot à crème (OA 9537/5) : Poinçons : essais (sous le pot) ; Paris, 1809-1819, premier titre (col), moyenne garantie (bord du pied) ; depuis 1838, petite garantie (sur le col et le bord du pied) ; fabricant : Biennais (sous le pot). Armes impériales sous le bec. Signature : Biennais Orfèvre de S.M. L’Empereur et Rio à Paris.

- Deux beurriers (OA 9537/6-9) : Poinçons : essai (sur le cercle extérieur sur chaque pied) ; Paris 1809-1819, premier titre (sur le cercle supérieur) ; fabricant : Biennais (sur chaque pied). Chiffre N couronné à l’intérieur du cercle supérieur ; fabricant : Biennais (sur chaque pied).

- Cafetière : Poinçons : essai (sur chaque pied et sous le culot) ; Paris, 1809-1819, premier titre (sur le bord supérieur), moyenne garantie (bord supérieur) ; fabricant : Biennais (sur chaque pied et sous le culot). Armes impériales.

作品データ

  • マルタン=ギヨーム・ビエネ

    ナポレオン1世のティーセット

    1809‐1810年

    1810年ナポレオン1世に納められた

    パリ

  • 金めっきした銀、黒檀、クリスタルガラス、螺鈿、鯨のひげ

    湯沸し:高さ80cm、幅45cmティーポット(OA 9537/3-4):高さ(盆付き)22cm、幅31.50cm、奥行き:12.60cmティーポット(OA 9537/11-13) :高さ(盆付き)20cm、幅29.50cm、 奥行き:13cm紅茶缶:高さ14.50 cm、幅16cm、奥行き9.10cmクリーム入れ:高さ27cm、幅13.70cm、奥行き10cmバター入れ2点:高さ9.20cm、幅13cmコーヒーポット(OA 9537/10):高さ30cm、幅20.70cm、奥行き13cm小瓶:高さ18cm、直径9cm

  • 1952年、ルーヴル友の会の協力を得て寄贈された

    OA 9537

  • 工芸品

    リシュリュー翼
    2階
    ビエネ
    展示室70

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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