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作品 ハラフの女人土偶

古代オリエント美術部門 : メソポタミア

ハラフの女人土偶

© 1998 RMN / Hervé Lewandowski

古代オリエント美術
メソポタミア

執筆:
Pouysségur Patrick

粘土を捏ねて彩色されフォルムが強調されたこの女性像は、ハラフ新石器文化の特徴的なものである。この像は裸体の坐像で胸の周りに両腕を組んで分娩を想起させる姿勢をしている。

ハラフ文化期

通称ハラフ文化(紀元前6000-5100年頃)はハッスーナ文化とサマッラ文化に継ぐ文化で、シリアと北メソポタミアを起源としている。この文化は円形住居の再出現によって特徴づけられる固有の建築伝統をもたらす。ハラフの小さい村落は、多様化した牧畜を伴う穀物農耕に依存していた。しかし、この文化の主要な特徴は彩文土器の生産にあり、それらはしばしば大胆な変化に富んだフォルムまた多彩色装飾の豊かさ、幾何学的または自然主義の性質からも注目すべき品質のものである。

豊饒多産のシンボル

この女人土偶はハラフ文化を特徴づけたもので、裸体の坐像で胸の周りに両腕を組んで分娩を想起させる姿勢で表わされている。褐色の彩色線が体の表面を横切り、頭がかろうじて粗(あら)彫りされ、手と足が不在しているが、それに反して特に女性の特性である腰と胸が強調されているように見える。これらの特徴を強調することは、女性土偶の姿に明らかに「母神」の豊饒多産の原理表現を想起させる。規則正しい命の更新を保証する「母神」は、天然資源生産に基づく社会において、それ以後、重大な役割を演じてゆきさえすればよかったのである。

作品データ

  • ハラフの女人土偶

    ハラフ期、前6千年紀

    メソポタミアまたは北シリア

  • 彩色テラコッタ

    高さ8.2cm、幅5cm、奥行き5.4cm

  • 1961

    AO 21095, AO 21096

  • 古代オリエント美術

    リシュリュー翼
    1階
    古代メソポタミア:起源から紀元前3千年紀まで
    展示室1a

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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