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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>ピオンビーノのアポロン
作品 ピオンビーノのアポロン
古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : ヘレニズム時代のギリシア美術(前3-前1世紀)
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ピオンビーノのアポロン
© 1999 RMN / Hervé Lewandowski
古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
ヘレニズム時代のギリシア美術(前3-前1世紀)
1832年ピオンビーノの沖合の漂流物のなかにて発見されて以来、このアポロン像は、専門家の意見を分離させている。アテナに献上されたブロンズ像の奉納品であるこの彫像は、アルカイック時代のクーロス像の、型にはまった仕草をしている。しかしこの作品は、背中のモデリングの柔軟さと髪の生面感の無い、乾いた加工にて区別される。1977年、ポンペイで発見された、これに比類する作品は、この作品が顧客のために前1世紀制作された、アルカイック風の模作であるという仮説を裏付ける。
ピオンビーノのアポロン
1832年、トスカーナ州、ピオンビーノ付近の海岸沖の漂流物のなかで発見された、このアポロン像は、今日残る、珍しいギリシアブロンズ像の原作のうちのひとつである。前6世紀末より芸術家たちは、大理石や石では表現が難しい、動作の研究を表現する事ができる、この素材をその柔軟さのため優先した。しかし古代のブロンズ像は、貴重な合金を採集する目的で再び溶かされたために、完全に消滅した。蝋型鋳造技術で制作されたこの作品は、眉、唇、乳房などに銅のはめ込みが保存されている。目は、他の素材より付け加えられた。女神アテナに捧げられた奉納品(左脚に銀ではめ込まれた献辞)であるアポロンは、今日失われた象徴を手にしていたと思われる。彼は左手に弓、右手に平皿を手にしていた。
アルカイック風な模作
とても厳かな、型にはまったその仕草、曲げられた両腕、一歩前に出た脚をもつこの彫像は、前6世紀末の男性裸体を想起させる。いくつかの肉体の不器用さが、背中のモデリングの柔軟性、髪の生命感の無い乾いた加工、献辞の文字の形、そしてある神像が他の神に献上されるという、通常では考えられない要素などは、ピオンビーノのアポロン像が前6世紀の原作であることを否定する。この作品の外見と作品スタイルの加工は、それがクーロス像の名残を多く残した、アルカイック風の模作であることを示す。
前1世紀の作品
この作品の制作年代は、激しく討論された。今日失われた、1824年の修復の際、彫像の内側で発見された鉛の板には、削除されたアポロンの作家名が書かれていた。それは、前1年ティルスとロードス島で活動していた2人の彫刻家にあたる。しかしながら、異議が唱えられるにしても、これらこの手がかりにも関わらず、この作品は、南イタリアの工房で制作された、前5世紀後半のアルカイック風の作品であるように考えられていた。だが1977年、その大きさや、その作品スタイルによりこの作品と類似する彫像が、ポンペイのガイウス=ユリウス・ポリビウスのヴィラにて発見された。この発見は、その多くがヴィラの庭の装飾目的である、ギリシア彫刻を渇望するローマ人顧客のために、ヘレニズム時代末にて制作された模作とする、その後大半が合意する仮定を確証する。この時代に頻繁に見られる回顧的な様式の採用は、前世紀のギリシア美術に対するローマ人の収集家の熱心さ、そして美術市場に不足する原作の欠乏を取り繕う、彫刻家たちの必要性を浮彫にする。
出典
Ridgway B. S., "The Bronze Apollo from Piombino in the Louvre", Antike Plastik, 7, 1967, pp. 43-75, fig. 1-11, pl. 24-34.Zagdoun M.-A., La sculpture archaïsante dans l'art hellénistique et dans l'art romain du Haut-Empire, Bibliothèque des Ecoles Françaises d'Athènes et de Rome, 269, 1989, pp. 147-148, p. 213, p. 247, n 347.
作品データ
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ピオンビーノのアポロン
前1世紀
1832年イタリアのピオンビーノ沖合にて発見
イタリア(?)
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ブロンズ、銅、空洞鋳造、はめ込み、彫刻
高さ115cm
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1834年購入
Br 2
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シュリー翼
2階
ブロンズの間
展示室32
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
