Go to content Go to navigation Go to search Change language
-
Select language
- Plan / Information (Français)
- Plan guide accessibilité
- Plan / Information (English)
- Plan for visitors with mobility impairments
- Mapa / Informação
- Mappa/ Informazioni
- Plan / Information (Deutsch)
- 見取り図/館内のご案内
- Plano / Información
- 卢浮宫博物馆导游图
- план / информация (Русский)
- 루브르 박물관 관람 안내
- مخطط الزيارة\ المعلومات
- Plan / informacja (polski)
ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>ラメセス2世の名を記した四個の壺
ラメセス2世の名を記した四個の壺
© Musée du Louvre/C. Décamps
古代エジプト美術
宗教と葬祭信仰
鮮やかな青の釉薬がかかった四つの壺は、極めて保存状態が良く、ラメセス2世の名が記されている。これらの壺は、防腐処置が施された偉大なるラメセス2世の内臓を保存する容器、「カノポス」としてルーヴル美術館にもたらされた。最近のいくつかの研究によって、この壺の長い歴史の一部、すなわち神殿からネクロポリス(広大な墓地)に至るまでの経緯がわかってきた。
待ちに待った購入
今世紀初頭にルーヴルが取得したこの美しい四個の壺は、当時ラメセス2世の「カノポス」壺であると誰もが信じて疑わなかった。確かに、有機体が浸透し圧縮された布が入っていたし、偉大なる王の名も記されており、その上、数も4個あった。昔からの習慣で、死体から摘出したミイラ処置を施した臓腑を永遠に保管しておくカノポス壺の数は4個とされ、その数と一致していたからだ。このうちの一つには心臓が収納されていたので、一部のジャーナリストは不気味すぎると本作品の取得に反対して蜂起した程である。しかし1976年にパリで行われたラメセス2世のミイラの徹底研究で、王の心臓はミイラの胸部に残っていたことが判明した。
特別な壺
この「ファイアンス」製の壺が醸し出す美しさには魅了されるものがある。美しい青い釉薬がかけられたケイ酸質の陶磁器でできており、黒い線で記されたラメセス王を崇拝する内容の銘が壺を装飾している。このように大型で保存状態の良い壺は過去に発見されたことはなかった。最近の研究で、小型の桶(シトゥラ)の形をしていることから神殿で見かけられる神への供物を入れておく典礼の壺であったことが判明した。また銘文からも、この壺がオシリス神やその他の冥界の神に捧げられたのではなく、テーベの神々であるアメン・ラー神とムウト女神に捧げられていたことが分かっている。この壺に汚れた布と心臓が納められていた説明はどのようにつくのだろうか。
千年にわたる多様な使用目的
現在行われている分析(CNRS、フランス国立科学研究センターのJ・コナンとそのグループ、発表予定)によると、壺の周囲に密着した物質は防腐処理用の物質ではなく、第3中間期(紀元前1035年頃)の香油の残りであることが判明した。また、心臓を含んでいた樹脂は、プトレマイオス朝時代初期(紀元前275年頃)のものであることも分かった。要するに、この典礼の壺は、ラメセス2世治世下にアメン神殿に奉納され、第3中間期までは神への伝統的な供物である香油を入れる壺として従来どおりに使用されていたが、後代になって用途が変化し、個人向けのミイラ作りに使用されるようになった。
出典
- KANAWATY Monique, "Les Vases bleus de Ramsès II", Memnonia VI, 1995, pp. 175-190.- BARBOTIN Christophe, Les Monuments d'éternité de Ramsès II, Catalogue exposition Louvre, Paris, 1999, pp. 25-30.
- CHARRIE-DUHAUT, A., CONNAN, J., ROUQUETTE, N., ADAM, P., BARBOTIN, C., ROZIERES, M.-F. (de), TCHAPLA, A., ALBRECHT, P. (2006). The Canopic jars of Rameses II : real use revealed by molecular study of organic residue. Journal of Archaeological Science, in press.
作品データ
-
ラメセス2世の名を記した四個の壺
新王国時代、第19王朝、ラメセス2世治世下(前1279-前1213年)
おそらくテーベ出土
-
ケイ酸質陶磁器、釉薬
高さ(最大)31.60cm、直径(最大)17.90cm
-
1905年に取得
E 11094
-
シュリー翼
2階
新王国時代:ラメセスの時代 紀元前1295‐紀元前1069年頃 ファラオ王朝
展示室27
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
