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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>大皿、『律法の書』をヨシヤに読んで聞かせるシャファン
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大皿、『律法の書』をヨシヤに読んで聞かせるシャファン
© 1987 RMN / Daniel Arnaudet
工芸品
ルネサンス
単色画法で描かれたこの大皿は、16世紀後半のリモージュ焼のほうろう食器のよい例で、大きな邸宅の飾り戸棚に飾るための品であった。皿の縁と裏面の装飾は、16世紀にフランスにおいて非常によく使われた装飾様式を踏襲するものである。正面は聖書を原典とした主題を表わしているのに対し、背面には張り出しにミネルヴァの像が描かれている。
聖書主題
この作品は、黒地に単色画法で装飾が施された楕円形の皿で、金と赤の明色加筆が入っている。色調は控えめで、色彩効果は暗めである。皿の底面には聖書の主題が、そしてへりには怪物のような生き物や動物が、上部の日付入りの紋章とともに表わされている。裏面のへりには、唐草の螺旋装飾が、犬の頭につながっており、底面にはグロテスク模様が兜を付けたミネルヴァの姿を伴い、張り出しの下に収まっている。この皿には、裏面に正確な日付が、「JUILLET 1578(1578年7月)」と入っており、リモージュ産のほうろう作品としては異例なことである。
ここに描かれている挿話は、紀元前620年頃に遡り、それはヨシヤがユダ王国の16代目の王であった時のことである。彼の秘書のシャファンが、書見台の前に跪き、ソロモンの宮殿の修復工事の際に偶然再発見された、『律法の書』を彼に読んで聞かせている。申命記の記すところによると、この話を聞いた後ヨシヤは、宗教的大改革に着手した。聖書の典拠は、玉座の踏み板に黒で、「III ROIS XXII(今日では列王記の第2書の第22章)」と示されている。それについての長い記述が読んで取れるが、これは1553年にリヨンでジャン・ド・トゥルヌが出版し、その後何度にもわたって再版された、クロード・パラダンの『聖書の歴史的四行詩』の校訂本のなかで、ベルナール・サロモンの挿絵を伴う、四行詩の写しである。この四行詩と挿絵は「IIII ROIS XXII」という記入を伴っているが、これは昔の聖書の、正確な出典指示である。
参考にされた図像
この作品の作者は、裏面の装飾において、ミネルヴァの像にはエティエンヌ・ドゥローヌの版画のひとつを、底面のグロテスク模様と植物模様とには、また別のユノーを描いた挿絵(R.D.367)の縁飾りを使用した。聖書の場面には、彼はベルナール・サロモンの挿絵を使用しているが、それは、ゼデキアの捕囚を語る四行詩を描いた、その次の挿絵の玉座の絵を左右反対にしたものである。右の若者たちと、9人の老人の群像については、《アナニアの死》を描いたラファエッロのタピスリーの下絵を複製した版画に着想を得ている。ベルナール・サロモンの挿絵がおよそ縦6cm、横8cmなのに対し、ここでは情景は幅40cm位のなかで展開している。
ピエール・レモンの作品
この1578年の日付が入った大皿は、ピエール・レモンの晩年の作品のひとつである。単色画法はより暗い色調で表わされ、裏面の装飾は主にグロテスク模様から構想されていて、これは1560年くらいに彼が使っていた人面像の組み合わせの装飾とは完全に一線を画するものである。この作品は、1825年にエドメ=アントワーヌ・デュラン騎士のコレクションから購入し、ルーヴル美術館に収蔵された。その際デュランコレクションから収蔵された作品は総数500点に及び、そのうち、この作品を含む七宝作品253点を数えた。この品はおそらく1797年から1802年の間にアレクサンドル・ルノワールが取得したもので、デュランが美術品を収集した際にパリで再び売りに出たのであろう。
作品データ
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ピエール・レモン
大皿、『律法の書』をヨシヤに読んで聞かせるシャファン
1578年
リモージュ
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銅に彩色ほうろう
高さ3.91cm、幅51.80cm
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旧デュランコレクション、1825年に取得
MR 2419
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リシュリュー翼
2階
スキピオのギャラリー
展示室20
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
