Go to content Go to navigation Go to search Change language

ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>平らな書き物机

作品 平らな書き物机

工芸品部門 : 18世紀:新古典主義

平らな書き物机

工芸品
18世紀:新古典主義

執筆:
Barbier Muriel

高級家具職人のフィリップ=クロード・モンティニー(1734-1800年)は1770年と1780年の間に平らな書き物机の連作を制作した。グロッグコレクションの書き物机はこの一連の作品のひとつに数えられる。大部分の他のモンティニーの家具がそうであるように、この書き物机は非常に構築的なつくりで、化粧板を無地にすることで際立った、ブロンズで装飾されている。この手法はモンティニーの作品に比較的繰り返し見受けられる。

モンティニーの平らな書き物机

フィリップ=クロード・モンティニーは、直線的で引き出しが一段のみの書き物机を専門としていた。中には寸法の大きなものもあるが、このグロッグコレクションのものや、パリのコニャック・ジェイ美術館のものは小さめの寸法である。小さいものは、マルタン・カルラン(1730-1785年頃)がヴィクトワール王女のために制作した、ルーヴル美術館蔵の平らな書き物机に類似している。これらの比較的幅が狭い書き物机は、おそらく婦人用につくられたものであったのだろう。幕板は寄木細工か、またはまれに、このグロッグコレクションの作品に見られるように、無地の化粧板と金箔を貼った、ブロンズのフリーズで装飾されている。大部分は4角形の脚をもつのであるが、ルーヴルのものの脚は溝彫りがはいって縄刳り形のあるもので、それはルイ16世様式の象徴である。

モンティニーに特徴的な装飾

モンティニーの平らな書き物机の、基本的形状がまさにルイ16世様式に属しているのに対し、その装飾はむしろその前世代の移行様式の特徴を示している。確かに、脚の上部にはほとんど常に、垂れ下がる月桂樹の半円型刳り形の装飾が見られる(移行様式の特徴)。この一連の作品においては、当作品の脚はイオニア式柱頭からなるが、他の作品においてはそこに、概して釘にぶら下がった月桂樹の半円刳り形が見受けられる。1772年を境に、この形状はロンドンのワラス・コレクションの、ジャン=フランソワ・ルルー(1729-1807年)-モンティニーと同時代人-がブルボン公妃のために制作した箪笥などに見ることができる。がしかし、その引き出しの正面を飾る、金箔を貼ったブロンズのひだ飾りのフリーズや、8角形の脚などは、むしろマルタン・カルランの作品を思い起こさせる。この作品とモンティニーのものの、ごく小さな相違点といえば、同類のほとんどの書き物机に比べ、これが後期に制作されたものだという点だと考えられる。

出典

- Cinq années d'enrichissement du patrimoine 1975-1980, Paris, 1980, n° 84.

作品データ

  • フィリップ=クロード・モンティニー(1734-1800年)

    平らな書き物机

    1775-1780年頃

    フランス、パリ

  • 骨組み:オーク材・もみ材、化粧版:アマランサス材、ローズウッド、緑に染色したシカモア、金箔を貼ったブロンズ、革

    高さ0.75m、幅1.35m、奥行き0.565m

  • 1973年、ルネ・グロッグ氏とグロッグ=カルヴェン夫人による寄贈

    OA 10469

  • 工芸品

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

チケットを購入する

作品の補足情報

モンティニーの証印