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作品 戦うアテナ:器具または家具の装飾

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : アルカイック時代のギリシア美術(前7-前6世紀)

戦うアテナ:器具または家具の装飾

© 2003 RMN / Hervé Lewandowski

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
アルカイック時代のギリシア美術(前7-前6世紀)

執筆:
Astier Marie-Bénédicte

チュニカの縁の下を一周する溝が示すよう、このブロンズ製の肖像は、支えにはめ込まれ、貴重な道具または家具を装飾していた。小像は、冑を被り、かつては槍と盾で武装していた、戦うアテナを表現している。この作品は、デルポイに近いキラで発見された。しかしながら冑の型、顔の特徴、衣服の構成は、紀元前540年頃アルカイック時代に制作された、この作品の、ラコニア産の特徴を訴えている。

アテナ・プロマコス

1892年デルポイ(コリントス湾の北)の近くのキラで発見された、このブロンズ製小像は、発見から4年後、個人収集家に取得された後、ルーヴル美術館のコレクションに加わった。この彫刻は、手に武器を持ち武装した戦士(ギリシア語のプロマコス)の役割をした、女神アテナを表現している。その頭に、高い飾り冠が付いた冑が被せられた、この女神は、右手に持った槍を振り上げ、左前腕に付けた腕章により固定された、円い盾の後ろに身を隠している。これらの付け加えられた象徴の品々は、今日失われてしまった。

器具または家具の装飾

この小像は、膝の少し上で切断されているが、これがこの彫刻の完全な状態である。この彫像は、その下部のチュニカの外枠とつながる狭い溝が示すよう、支えにはめ込まれていた。この組み立て方式は、この人物像が、おそらく木製で失われてしまった、何かの高価な器具または家具の装飾に使われていたことを示しているようである。

紀元前6世紀のラコニアの生産品

この小像は紀元前540年頃のアルカイック時代の間に、蝋型無垢鋳造技術により製作された。ポキスにて発見されたのも関わらず、この彫像は、スパルタ(ペロポネソス半島の南部、ラコニアの都市)の職人の作品とされる。ラコニアの作品に似せられたこの小像は、眼球が飛び出したような、突出したアーモンド形の二つの目により、際立たされた楕円形の顔で表されている。短い折り目のペプロスによる衣服の構成、そしてこの小像の帯の下の両端に刻まれた縦の筋もまた、この地方の生産品の特徴である。冑はラコニア様式のクーロイなどの、同時代のいくつかの男性像が身につけたものの変形型である。両耳の周りにV字型を刻むこの冑は、頬当てが無いが項当ては存在する。

出典

Rolley Cl., Les statuettes de bronze, FD V, 1969, n 246, p. 189-190, pl. 57

作品データ

  • 戦うアテナ:器具または家具の装飾

    紀元前540年頃

    高さ:13,5cm

    キラ(デルポイの近く)ギリシア

  • 無垢鋳造、線刻されたブロンズ

    ラコニア(スパルタ地方)ギリシア

  • コンヴァート・コレクション、1896年購入

    Br 145

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    シュリー翼
    2階
    ブロンズの間
    展示室32

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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