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戦士
© RMN / Hervé Lewandowski
古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
クラシック時代のギリシア美術(前5-前4世紀)
この奉納のブロンズ製小像は、ピロス型の冑を被り、今日失われた槍とその持ち手だけが残る盾で武装した戦士を表している。この作品は紀元前5世紀中期頃に、リアチェの戦士Aに類似した大型彫刻の有名な作品を模範として制作された。厳格主義の革新は、静止状態の人物像を活発化させる均整よりも裸体筋肉の観察と、巧みな表現方法により見られる。
戦士の姿
このブロンズ小像は、ボワジュラン氏寄贈によるクレルク・コレクションの複数の作品と共に、1967年ルーヴル美術館のコレクションに加わった。作品はアッティカの南西、メガラに由来されると思われ、それは地方の何らかの神に奉げられていたと思われている。作品は、以前イタケの王ユリシーズと認定されていた戦士の姿を再現しているようである。ピロスの形をした円錐形の冑を被ったこの人物は右手に持った、今日失われた槍に寄りかかっている。左手には、同様に紛失した盾を持っていたと思われ、そのうち、前腕にはめられたポルパックという持ち手、盾をその留め金に固定するための小さなほぞ穴の跡のみが存在する。
紀元前5世紀の有名な作品の反映
紀元前5世紀中期頃に制作され、多くのテラコッタ製の複製品で知られる、有名な作品を反映したこの小像は、今日まで保存された、巨大な彫刻の希少なブロンズ製オリジナル作品、リアチェの戦士Aに常識的に比較されていた。ルーヴル美術館の作品の長細いカノン、戦士の姿勢、その均整、筋肉の加工はイタリア南部のレッジョ・カラブリアの博物館に保存されている、リアチェ湖畔で1972年発見された巨大ブロンズ像の縮小形を思い浮かばせる
厳格様式の革新
蝋型鋳造技術により紀元前460年頃に制作されたこのブロンズ小像は、アルカイック時代の直後でクラシック時代初期の、厳格様式時代のギリシア彫刻家により生み出された美意識の改革を証明している。肉付きはより柔軟で、卓越した技法により表現された肉体は、新しい均整により表現されている。片方の腰を前に出して立つポーズに伴う筋肉の動きは、人物像を生き生きとさせながらも、水平に保たれた両肩の線に影響を与えずにいる。紀元前5世紀中期頃にアルゴスのポリュクレイトスにより生み出されたコントラポストの定型表現は、この作品にはまだ見られない。この人物は右足に重心を置いており、その左足は曲げられ、一方の脚に移された体の重みから開放されている。この片方の腰を前に出して立つポーズは骨盤の傾斜、多様に影響を及ぼされた腹部の筋肉の収縮や弛緩、白線(腹直筋筋膜の間の線)の湾曲をもたらす。
出典
- WALTER-KARYDI E., Die Äginetische Bildhauerschule, Werke und schriftliche Quellen, Alt-Ägina II, 2, 1987, p. 28-29, fig. 25-26.作品データ
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戦士
紀元前460年頃
メガラ(?)、アッティカ(ギリシア)、ギリシア
Grèce
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ブロンズ、鋳造、線刻
高さ:15,9cm
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クレルク・コレクション、1967年ボワジュラン氏寄贈
Br 4443
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シュリー翼
2階
ブロンズの間
展示室32
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
