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作品 槍の先端

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : ギリシア美術の起源(前3200-前720年)・青銅器時代と幾何学様式(前7-前6世紀)

槍の先端

© Musée du Louvre/C. Larrieu

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
ギリシア美術の起源(前3200-前720年)・青銅器時代と幾何学様式(前7-前6世紀)

執筆:
Astier Marie-Bénédicte

この葉の形をした槍の先端は、前3000年紀のキクラデス諸島の製品の特徴を示している。これは、下部に木製の長柄にはめ込むための孔により、それに接続される。前2700年から2300年に製作されたこの作品は、アモルゴスの島の墓所にて発見されたようである。これはおそらく、これと同じくやや突き出た中央の筋を持ち合わせた、新石器時代の原型から生み出された。

武器の一部

このブロンズ製の槍の先端は、1903年のドラマール氏の寄贈により、ルーヴル美術館のコレクションに加わった。この作品は、キクラデス諸島のアモルゴス島にて発見された墓に由来すると思われている。これは葉の形をし、やや突き出た、中央を縦に走る筋を持ち合わせている。これは、今日失われた木製の長柄に、下部に開けられた2つの孔を使い接続されていた。鉄は鋳造されたのち槌打ちにて加工された。

前3000年紀のキクラデス諸島の製品

この作品の形は、おそらく同じように中央の筋を持ち合わせた、新石器時代のいくつかの原型より生み出された。これは前3000年紀のキクラデス諸島の作品の特徴を示している。この槍の先端は、前3000年紀末まで生産されていた、キプロス島で発見されていた異種の型に類似する。キプロス島の作品群において柄の部分は、鼠の尾の形をしている。ルーヴル美術館の作品例に見られる槍のタイプは、そのことからエーゲ海の世界と地中海東部の交流を示す、最も古い証明のうちの一つのように考えられている。キクラデス諸島の複数の島々にて知られている、このタイプの武器は、時には一部の短剣やこの作品にほぼ同じ形をした、葉の形または三角形の同時代の短刀と混同される。

キクラデス諸島の冶金術の飛躍

この作品は、鉄加工にて大躍進を遂げ、冶金術が飛躍的な発展を遂げた青銅器時代の一節にあたる、前2700年から2300年の間に製作された。最も頻繁に使用された鉄は、おそらく輸入された鉛、スズ、金が加わった銅と銀であると思われる。ブロンズ冶金は、キクラデス諸島にて行われており、頻繁にナイフ、錐、鋏、ピンセット、針などの日常生活の道具や、槍、短刀、矢の先端などの武具の加工がその主な活動であった。

作品データ

  • 槍の先端

    前2700年‐2300年頃

    アモルゴス、キクラデス諸島

    キクラデス諸島

  • 鋳金、槌打ちされたブロンズ

    幅20cm

  • 1903年ドラマール氏寄贈

    Br 1459

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    シュリー翼
    2階
    七つの暖炉の間
    展示室74

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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