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作品 男性小像

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : エトルリア美術(前9-前1世紀)

男性小像

© 1996 RMN / Hervé Lewandowski

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
エトルリア美術(前9-前1世紀)

執筆:
Astier Marie-Bénédicte

この男性小像は、おそらく病を治す神々に捧げられた神殿が設けられていた、ファルテローナ山(イタリア中部)にて発見された、ブロンズ製奉納品の稀に見る奉納品置き場に由来する。前5世紀初頭に製作されたこの彫像は、未だにアルカイック時代の習慣に忠実であり、前世紀にギリシアで作り上げられたクーロス像の型に近い姿を保持している。これは通常、エトルリア北部の工房に帰属される。

ファルテローナの奉納品

この小像は、ロマーニャ地方とエトルリア北部を結ぶ道の脇に位置する、小さな湖付近にある、イタリア中部のファルテローナ山にて、1838年発見されたブロンズ製奉納品の稀に見る奉納品置き場に由来する。これら全体は、前6世紀末とヘレニズム時代の間に製作された品々を含んでいた。そこには、620体の小像、人物像(それらのいくつかは、ロンドンの大英博物館からルーヴル美術館に渡った)、家畜を表現したもの、2000個近くの武器の破片、人体の一部分(頭部、上半身、腕、脚など)、そしていくつかの硬貨などが存在した。この場所で崇拝された信仰は、病を治す神々に向けられていたようである。多大な数の武器や戦士の小像はまた、ヘラクレス像も発見されたこの神殿への、多くの軍人の参拝を証明している。

アルカイック時代のクーロス像

ルーヴル美術館の小像は、左手を腰のあたりに置き、右手に武器であったと思われる、今日失われた象徴を持って立っている、裸体の男性を表現している。前500年から480年の間に制作されたこの作品は、未だにアルカイック美術の習慣に忠実である。これは、前7世紀末ギリシア世界にて作り上げられた、アルカイック時代の主な彫像の型のうちの一つであるクーロス像(ギリシア語で青年を意味する)の動きに属している。人物像は厳かで、完全に正面を向いた姿勢で表現され、表情は、わずかな笑顔にて生命感が与えられる。

エトルリア北部の製品

この奉納品は、頭部を下にして逆さに流し込まれた、蝋型無垢鋳造技術により作り上げられた。これは、前5世紀初頭、エトルリア北部で活躍したブロンズ鋳金師の作品例を見事に表している。この地方は、政治経済の大きな飛躍を成し遂げた。そこからは、その多くが極めて洗練され、地元の名士に向けられた、ギリシアの影響と現地の形を混合した小型彫像、信仰の品または家事の道具が大量に発見された。

出典

- Civiltà degli Etruschi, Florence-Milan, 1985, n 10.30.1, p. 284.

- CRISTOFANI M., I Bronzi degli Etruschi, 1985, n 4.1, p. 253-254.

作品データ

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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