Go to content Go to navigation Go to search Change language
-
Select language
- Plan / Information (Français)
- Plan guide accessibilité
- Plan / Information (English)
- Plan for visitors with mobility impairments
- Mapa / Informação
- Mappa/ Informazioni
- Plan / Information (Deutsch)
- 見取り図/館内のご案内
- Plano / Información
- 卢浮宫博物馆导游图
- план / информация (Русский)
- 루브르 박물관 관람 안내
- مخطط الزيارة\ المعلومات
- Plan / informacja (polski)
ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>羊の小骨で遊ぶ少女
Can't play the medias? Download Flash Player.
羊の小骨で遊ぶ少女
© 2002 RMN / Hervé Lewandowski
古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
クラシック時代のギリシア美術(前5-前4世紀)
この少女は今日失われた、右手にあった羊の小骨を投げていたに違いない。そしてもう一方は、その骨を入れた袋を握り締めた状態でいる。しかしながら奉納に関する場所にて発見されたこの人物像は、単なる遊戯を楽しむ少女ではないだろう。それはおそらく、アフロディーテの世界に関わるものであった。この作品はアテナイに由来する、最も古いテラコッタ製の完全なる丸彫りのうちの一つである。それは新しい、タナグラ様式の作品に見られる特有な役割を先取りしている。
羊の小骨で遊ぶ少女
右肩からずれ落ち、胸がはだけているキトンを着用し、背中に垂れ下がる襞が巧みに表現されたヒマティオンに身を包み、冠を被った少女は、羊の小骨で遊んでいる姿で描かれている。多くの類似した肖像が示すように、今は失われた右手の小骨を地面に投げていたと思われ、左手はフォルミスコスと呼ばれる小骨を入れた袋を握ったままの状態であったに違いない。この膝をついた状態の少女のモチーフは最初、花を摘む少女のものと取り違えられていた。しかしながらこの作品は、造形的な壺の工房の初期の作品例よりも発展を示している。というのも巧みに加工された小像の裏側には、二手に分けられた鋳型の見事に使いこなす様子が伺える。その時期、丸彫り作品は、紀元前4世紀中期の初期の芸術作品生産の特徴である、完全に正面を向いた姿勢を失っていた。
アッティカの作品
このカンパーナ・コレクションの小像は、最近その由来が再考された作品群のうちの一つにあたる。大半のこのコレクションの作品と違い、これら53個の作品は、イタリアではなくアテネのアクロポリスで発見された。これらの作品とアクロポリス美術館に保管してある作品は、その産地と発送地を確証し、同じ様に高品質のアッティカ製の作品ということを証明する。それは精製された赤黄色の土、その小ささ、浮彫の細かさにより特徴付けられる。作品は、これら新しいタナグラのモチーフの生産の中でのアテナイの役割をはっきりと強調し、紀元前330年より地中海全域に普及した。着衣の皺が織り成す線の配置に見られ、体の線とその動きを浮彫にする襞の独創的な加工は、おそらくこの種の作品の成功要因の一部を説明しているのだろう。
遊戯的それとも象徴的作品?
確実に象徴的な意味を持つと推定され、新しい使用法、又は信仰に反映したこれら羊の小骨の意味は、急速に普及した。この少女が自ら生み出す、小骨を投げた後の偶然の結果は、運命とそこに存在する神に象徴される。この少女は妻の役割に身をささげており、それは紀元前4世紀より徐々に重要性を増した、アフロディーテに元に回帰することを意味する。そして、ぞれぞれの小骨が異なる面を出す「アフロディーテの一手」とは一番良い手と言われた。同様に結婚を控えた少女は「小骨を好む」という意味のフィラストラガレと呼ばれることがあった。そのことから若い少女の墓に置かれたこの人物像は、早死にした将来の花嫁の妨げられた運命を象徴したと考えられる。奉納品として神殿に贈呈されたこれらの人物像は、同様に少女から既婚の女性の身分の移り変わりを強調している。一部の墓や神殿でしばしば大量に発見される本物の小骨の存在は、この遊戯道具の象徴的価値を確証している。
出典
Jeammet Violaine (sous la dir. de), Tanagra, mythe et archéologie, cat. exp. Paris, musée du Louvre, 15 septembre 2003-5 janvier 2004, Musée des beaux-arts de Montréal, 5 février-9 mai 2004, Montréal, Musée des beaux-arts de Montréal ; Paris, Éditions de la Réunion des musées nationaux, 2003, pp. 123-125, 164,165 144, 159, 248, n 111.作品データ
-
羊の小骨で遊ぶ少女
紀元前330年から300年頃
アテネのアクロポリス、ギリシア
アテネ、ギリシア
-
雲母が混じった赤黄色の陶土、二手に分けられた鋳型、手彫りによる仕上げ、白色の下準備跡、赤色絵の具の跡
高さ10.60cm、幅6.80cm、奥行き5.50cm
-
旧カンパーナ・コレクション、1861年取得
Cp 5278
-
シュリー翼
2階
ギリシャのテラコッタ小像 アルカイック時代とクラシック時代
展示室37
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
