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作品 聖小ヤコブ

彫刻部門 : 17-18世紀のフランス

聖小ヤコブ

© 2009 Musée du Louvre / Pierre Philibert

彫刻
17-18世紀のフランス

執筆:
Montalbetti Valérie

1689年9月24日提出の王立絵画彫刻アカデミーへの入会作品。最も古い一連の入会作品は宗教的主題で構成され、この作品の様に、特に使徒像が選ばれている。

一人物のみの浅浮彫り

聖小ヤコブはイエスの従弟で十二使徒の一人である。聖ペテロがローマに発った後、パレスチナのキリスト教の教会の長となる。紀元後62年、サンヘドリン(ユダヤ教議会)はローマ人検察官の留守を利用し、彼に石打の刑を言い渡した。処刑の最後には打棒で頭を割り殺した。ここでは聖人は横顔で、羊皮紙を読む姿で表されている。右手には処刑の道具だった打棒を持つ。この浅浮彫りはジャン=ジャック・クレリオンの王立絵画彫刻アカデミーへの入会作品で、1689年9月24日の提出となっている(準会員作品の原型を提出した1687年の2年後)。この浅浮彫りは一人物のみを表すものだが、アカデミーの裸体、布襞の流れ、細部の綿密な仕上げ(髪、髭、棒)、姿に遠近感を与える複数の垂直面の区別には、彫刻家の造形力の巧みさが十分見られる。

入会作品とは?

入会作品とはアーティストが王立絵画彫刻アカデミーの会員になる為に提出する作品で、職人が師として認められる為に制作する名作品に匹敵する。彫刻家にとっては、1663年の規約の13条が規定する、大理石の浅浮彫りを指す。17世紀末まではこれが圧倒的だった。大別して3つのタイプがあり、宗教的主題のメダイヨン(例はクレリオンの作品)、王立アカデミーに関連する寓意図、ルイ14世を讃える寓意場面である。特筆すべき例外もあり、感情表現頭像や珍しい肖像、また丸彫りの小立像ではコルネイユ=ヴァン・クレーヴ作《岩に座るポリュフェモス》(1681年)があげられる。

アカデミー入会

アカデミーに入会を希望する彫刻家はまず入会資格の承認を得る必要があった。其の為に、立候補者は自作の石膏像かテラコッタを提出した。秘密投票で作品が承認された後に有資格者として認められた。アカデミーの会長がアーティストに主題を課し、入会にはこれを大理石で制作し、期限内に提出することが義務づけられた。

作品データ

  • ジャン=ジャック・クレリオンエクス・アン・プロヴァンス1637年-パリ1714年

    聖小ヤコブ

    1689年

  • 大理石

    高さ0.84m、幅0.69m、奥行き0.13m

  • 王立アカデミー・コレクション

    R.F. 3073

  • 彫刻

    リシュリュー翼
    1階
    ジラルドンの地下展示室
    展示室20

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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