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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>装飾用メダイヨン
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装飾用メダイヨン
© 1994 RMN / Daniel Arnaudet
工芸品
中世
12世紀初め作の、空想上の動物を表したこのメダイヨンは、ロマネスク時代の銅地にほどこしたエマイユ・シャンルヴェ〔生地彫り七宝〕技法を例証している。同様のメダイヨンが9点、他の美術館に所蔵される。これらすべては、ほぼ間違いなく、コンクの修道院長ボニファス(1107-1119年以降)のために制作された櫃の付属品だったと考えられる。どのメダイヨンも異なる動物を組み合わせた怪物で飾られ、当時の動物誌や写本装飾、物語を想起させる。
空像上の動物の図像
やや凸型をしたこのメダイヨンには、取り付け用の小さな輪が4つついている。口から植物を吐き出し、尾が唐草模様で終わる有翼のドラゴンを描いた装飾は、枠にぴたりと収まっている。周りはギリシャ雷文のフリーズで縁取られている。中にはロマネスク美術に特徴なモチーフもいくつかあり、サン・サヴァン・シュル・ガルタンプなど11世紀のフレスコ壁画にすでに見られる。10、11世紀の数々の写本装飾に見られる動物の主題は、ドラゴンが登場する戦闘場面のようにフランス西部に典型的なものである。また植物を吐き出す有翼のドラゴンは、フランス西部の写本装飾においてとくに特徴的なモチーフに数えられる。
エマイユ・シャンルヴェ技法
白と濃淡2色の緑および3色の青を組み合わせた装飾には、銅地へのエマイユ・シャンルヴェが用いられている。これは11世紀末から12世紀初めに発達した技法で、銅板を掘った窪みにエナメルの粉末を置き、火に入れて溶かすと、焼成の後エナメルは銅に密着し、表面が滑らかになるというものである。
活力あふれるアキテーヌの工房
このメダイヨンは、ニューヨークのメトロポリタン美術館とフィレンツェのバルジェッロ美術館に分散した10点のメダイヨンのうちの1点である。これらはほぼ間違いなく、コンクの修道院長ボニファスのために制作された櫃に由来する。修道院長ボニファスは、エマイユをほどこしたメダイヨンで飾った櫃を2つ作らせている。そのうち1つはルーヴル美術館が所蔵しており、カラン・コレクション由来の本作品と同じタイプの動物装飾が見られる。これらのメダイヨンはおそらく、コンクの修道院で修道院長ボニファスが管理する職人工房で制作された。現在も残る修道院長ボニファスの櫃や、あるいはベラックの聖遺物箱など、この櫃によく似た作品が他にも存在し、アキテーヌ地方、なかでもリムーザン地方とルエルグ地方で、ロマネスク時代にエマイユ技術が発達したことを物語っている。
出典
L'Oeuvre de Limoges. Émaux limousins du Moyen Âge, Paris, Editions de la Réunion des musées nationaux, 1995.Gauthier M.-M., François G., Émaux méridionaux : catalogue international de l'oeuvre de Limoges, I, L'Oeuvre romane, Paris, 1987.
Gaborit-Chopin Danielle, Les royaumes d'Occident, "Les Arts précieux", 1983.
作品データ
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装飾用メダイヨン
1107-1119年の間
ルエルグ地方 コンクの修道院宝物室
コンク(?)
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銅に金鍍金、エマイユ・シャンルヴェ〔生地彫り七宝〕
直径9.20cm
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1909年ルーヴル美術館友の会有志より寄贈カラン・コレクション旧在
怪物
OA 6280
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リシュリュー翼
2階
シュジェール
展示室2
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
