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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>透かし彫りの装飾板 《パンと魚の増加》
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透かし彫りの装飾板 《子供を指差すキリスト》
© Musée du Louvre / Objets d'Art
工芸品
初期中世
ルーヴル美術館は、「マクデブルクの象牙細工」という一連の装飾板から2点を所蔵している。これらの装飾板は、ある作品(説教壇、祭壇飾りあるいは扉の内側か?)の一部だった。おそらく968年、マクデブルクのザンクト・マウリッツ修道院が司教座に選出された際に、神聖ローマ皇帝オットー1世(在位962-973年)から同修道院に贈られたものである。16点の装飾板が現存している。2点の装飾板は様式が異なり、オットー1世のために同じ工房で働いていた別々の職人の手で制作されている。
「マクデブルクの象牙細工」
この装飾板は、ある記念碑的な作品の一部だった。皇帝オットー1世(973年死去)のために、マクデブルクのザンクト・マウリッツ修道院を飾る目的で制作されたものである。この修道院は同皇帝によって創設され、皇帝自身そこに埋葬されることを望んでいた。16点の装飾板が現存するが、本来の役割は依然として不明である。これらの装飾板は、アンテペンディウム〔祭壇飾り〕、司教座あるいは内陣障壁の扉の一部だったのだろうか? いずれにせよ、その記念碑的な作品は、おそらく11世紀初めに早々と解体されてしまった。
ロマネスク美術の特徴
装飾板はすべて同じ大きさで、厚みのある象牙を彫ってあり、飾りのない幅広の額にはめられている。透かし彫りをほどこした面は、素材の美しさを引き立てるべく着彩した背景から、おそらく離れている。《パンと魚の奇跡》では、人々がキリストの周りにひしめきあっており、力強い起伏が見られる。幾何学的な形体とまとまりのよい構成から、一連の作品は(ルーヴルが所蔵するもう1点《子供を指差すキリスト》を始めとして、異なる手が見分けられるにもかかわらず)きわめて重要な作品と見なされている。本作品の、より小さな人物像、より密な構成そして衣襞にはビザンティンの影響が現れている。これらの象牙作品群は、9世紀後半のメスの象牙細工に見られる伝統と美、とりわけがっしりした人物像に影響を受けている。早くもロマネスク美術における美の規範を予告しており、オットー朝美術の中でも特に見事な作品に数えられる。
出典
Gaborit-Chopin Danielle, Catalogue d'exposition, Nouvelles acquisitions du département des Objets d'art 1990-1994, Paris, musée du Louvre, 1995, notice 17.Gaborit-Chopin Danielle, Catalogue des collections du département des Objets d'art : Les ivoires médiévaux, Paris, RMN, 2003, n 47.
作品データ
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オットー1世の宮廷付き工房
透かし彫りの装飾板 《パンと魚の増加》
968年頃
マクデブルク大聖堂;ポッセンティ、バルダックおよびラルカードのコレクション旧在
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象牙
高さ12.20cm、幅12cm、厚さ5-8mm
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1909年ルーヴル美術館友の会より寄贈
OA 6310, OA 11372
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リシュリュー翼
2階
シュジェール
展示室2
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
