Go to content Go to navigation Go to search Change language

ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>飾り枠付き掛け時計

作品 飾り枠付き掛け時計

工芸品部門 : 18世紀:ロココ

飾り枠付き掛け時計

© 1987 RMN / Daniel Arnaudet

工芸品
18世紀:ロココ

執筆:
Voiriot Catherine

左右非対称、そして鉱物や植物の形を思わせる、装飾要素をまぜ合わせた、このロカイユの芸術の代表的な飾り枠付き掛け時計は、1787年から王室コレクションの中に表示されている。国有調度品保管所に加えられる前は、パリの王室家具調度管理官邸の王室侍従大臣の謁見室を飾っていた。振り子時計は黒檀材の化粧板と、側面の真鍮とべっ甲の寄木細工から組み立てられている。アモルが一人雲の上に、そして岩肌の丘には時の翁が座っている。

時の翁に勝利するアモル(時に打ち勝つ愛)

時計制作において、時の翁に勝利するアモルの主題は非常に頻繁に、振り子時計の側の装飾に選ばれた。飾り枠の上のアモルは、若さの概念を具像化する小天使の姿をしている。彼は構図全体と、とくに下の体を曲げた老人に表わされる、時の翁の像を支配している。

ロカイユ芸術を示すいい例

元々は、小さなアモルは左腕を、砂時計と、飾り枠の下半分で三つ葉状のカルトゥーシュの両側にそびえたつ、2本の大きな木の上にもたせかけていた。これらの要素は、いまや失われてしまっているが、この左右非対称の構図の中でいくらか対称を立て直していた。この構図により、通常、この飾り枠が、最もロカイユ様式を顕著に表わす、シャルル・クレッソンの制作によるとされるのである。

関連作品

この飾り枠については、ルーヴルのものの他に、少なくとも同じ型のものが5つ知られている。マルセイユ市役所の市長の執務室のもの、ワラス・コレクションのもの(1764年制作)、ニューヨークのメトロポリタン美術館のもの(ライツマン・コレクション)、そしてアムステルダムのオランダ国立博物館のものである。これらの飾り枠付き壁掛け時計の時計の仕掛けは、異なる時計職人の製作による。

出典

- BALLOT M.-J., "Charles Cressent, sculpteur, ébéniste, collectionneur", in Les Archives de l'art français, 1919.

- ALCOUFFE Daniel, DION-TENENBAUM Anne, LEFEBURE Amaury, Le mobilier du musée du Louvre, tome 1, Dijon, Editions Faton, 1993, p. 127.

作品データ

  • シャルル・クレッサン(1685-1768年)高級家具職人、彫刻師、ブロンズ職人ニコラ・グルダン(1753年死亡)時計職人

    飾り枠付き掛け時計

    1740-1745年頃

    1787年、王室家具調度管理官邸の王室侍従大臣の謁見室、1794年、旧サント・ジュヌヴィエーヴ大修道院の裁きの間、パリ裁判所の廃棄院

    パリ

  • 金箔を貼ったブロンズ、銅、べっ甲

    高さ1.32m、幅0.47m、奥行き0.38m

  • 1953年、国有調度品保管所から分与

    《時の翁に勝利するアモル》

    OA 9586

  • 工芸品

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

チケットを購入する