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作品 騎馬小像:《シャルルマーニュ》または《シャルル禿頭王》

工芸品部門 : 初期中世

騎馬小像:《シャルルマーニュ》または《シャルル禿頭王》

© 2000 RMN / Jean-Gilles Berizzi

工芸品
初期中世

執筆:
Bardoz Marie-Cécile

「シャルルマーニュ〔カール大帝〕」小像と呼ばれる本像は、アレクサンドル・ルノワールによって1807年にメス大聖堂宝物室で再発見された。このブロンズ像は、ローマのマルクス・アウレリウス帝の騎馬像のような古代の騎馬像から着想を得ている。シャルルマーニュまたはシャルル禿頭王を騎手の姿で表現したことで、カロリング朝の王たちの古代作品への興味が強調されている。天球と剣(現在は失われている)を手にした君主は、人々の目には征服者、いわば「第二のカエサル」と映る。

メス大聖堂からルーヴル美術館へ

6世紀すでに、メス大聖堂宝物室の目録にはシャルルマーニュの小像2体が記載されている。1体は、1507年にメスの金銀細工師フランソワが制作した鍍金をほどこした銀製の像、もう1体は、1567年に「青銅の」または「銅に金鍍金」と報告されている像である。おそらく後者がルーヴル美術館の小像に当たる。2体とも1657年と1682年の目録に再び記載されている。1807年、フランス・モニュメント美術館の創設者にして館長(1793-1816年)のアレクサンドル・ルノワールにメスで再発見され、ブロンズに金鍍金をほどこした方の像は19世紀半ばまで同氏の個人コレクションに留まった。その後、相続人たちからエヴァンズ=ロム氏に売却され、続いてパリ市がこの像を5000フランで購入した。1879年に火災で被害を受けた後、カルナヴァレ歴史博物館に委ねられ、1934年にルーヴル美術館の作品と交換されて本作品がルーヴルへ収められた。カロリング朝のブロンズ職人はガロ・ロマン時代の鋳造の伝統を再び取り入れ、古代の作品を手本に制作した。手本の中には、パヴィアの《レジゾーレ》や、16世紀以前にローマのサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会前に建立された、鍍金したブロンズ像《マルクス・アウレリウス帝》などがある。マルクス・アウレリウス帝の像は、中世には異教徒を圧倒するコンスタンティヌス帝と捉えられていた。そのためルーヴルの像は、「第二のコンスタンティヌス帝」の姿をとるカロリング朝君主の肖像だといえる。

3部分からなるブロンズ騎馬像

古代のブロンズ騎馬像に着想を得たこの小像は、カロリング朝のブロンズ鋳造技術を物語るものとしては現存する希少な作例である。全体は別々に鋳造された3つの部分、すまわち馬、騎手の体と鞍、および騎手の頭部からなり、それぞれ金属の組成が異なる。馬には、古代あるいはローマ帝国衰退期の馬の像に見られる特徴がすべて現れており、そもそも再利用されたものと考えられている。この仮説によって、なぜ騎手に合わせて馬に手が加えられたか、なぜ鞍が手綱と馬具の一部を覆っているのか、という疑問が解ける。

騎手:シャルルマーニュかシャルル禿頭王か

騎手は間違いなくカロリング朝の作である。しかし、この君主が誰であるかについては異論が多い。たしかに相貌は、貨幣に刻まれたシャルルマーニュの肖像や、伝記作者エギンハルトの描写に一致する。しかし、シャルルマーニュの孫シャルル禿頭王の可能性もある。写本装飾から知られる同王の顔立ちは、その祖父にそっくりである。

出典

- GABORIT-CHOPIN Danielle, La statuette équestre de Charlemagne, collection Solo, Louvre/Editions de la Réunion des musées nationaux, 1999, n 13.

作品データ

  • 騎馬小像:《シャルルマーニュ》または《シャルル禿頭王》

    馬:ローマ帝国衰退期または9世紀、18世紀に修復騎手:9世紀

    メス大聖堂

  • ブロンズにかつては金鍍金

    騎手の高さ19.50cm馬の高さ(最高部)21cm

  • アレクサンドル・ルノワール・コレクション、エヴァンズ=ロム・コレクション旧在;カルナヴァレ歴史博物館より相互委託

    OA 8260

  • 工芸品

    リシュリュー翼
    2階
    シャルルマーニュ
    展示室1

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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