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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>黒像式アンフォラ:クロタルを持った踊り子
作品 黒像式アンフォラ:クロタルを持った踊り子
古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : エトルリア美術(前9-前1世紀)
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黒像式アンフォラ:クロタルを持った踊り子
© 1997 RMN / Hervé Lewandowski
古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
エトルリア美術(前9-前1世紀)
前470年頃に制作されたこの壺は、前5世紀初頭のアッティカ赤像式アンフォラの装飾の配置や形を採用している。これはしかしながら黒像式の技術と、この作品でクロタルのリズムに合わせ激しく体を動かす、踊り子の脚の動きに巧みに取り入れられている、アルカイック時代の構図である膝を曲げた動きが保存されている。衣紋を生き生きとさせる線と曲線の動きにより、このエトルリアの画家は、動きの活発さを伝え、空間の幻想を作り出すことに成功した。
アルカイック時代の慣習への執着
この黒像式のアンフォラの正面は、クロタルの拍子に合わせ踊る女性像により装飾され、その裏側は雄ヤギが描かれている。画家は、前6世紀のギリシア美術から伝承された、古い表現方法に従い続けている。彼は前530年より赤像式の技術によりアテナイにて取って代わった、黒像式の技術と、同じく膝を曲げた動きの構図を未だに採用している。体の表現は、正面を向いた上半身の上にある横向きの頭部と、同じく側面が描かれた両脚を並列された、アルカイック時代の形式に従い続けている。衣服もまたアルカイック風に加工されている。マントレは、前6世紀のいくつかの人物像が着用していたもののように見受けられるが、その折り目は前480年から普及したペプロスの折り返しのように描かれている
着想源としての当時のアッテイカ地方のモデル
アルカイック時代末の間(470年頃)、このアンフォラはしかしながら、前5世紀初頭に生産されたアッティカ赤像式の壺に着想を得ながら、前6世紀の習慣から開放されることを試みた。画家は、当時エトルリアに盛んに導入されたアテナイのモデルから、この壺の装飾の構成方法や形を取り入れた。この影響は、とても柔軟なアルカイック時代の構図には見受けられない、空間を作り上げる意向に特に明らかに表れている。顔と両脚は輪郭で表されているのに対し、上半身は、肩の線の激しい傾きにより示された、軽いねじれを描いている。人物像には、奥行きの印象を与えるため、平面の重なりや、曲げられた脚の裏にある衣服の切り取りが追加されている。画家はまた、斜線を描く衣紋を生き生きとさせ、体の曲線により折り目の線にリズムを与えながら、踊り子の動きを伝えることに努めた。
ヴルチのある画家の作品
壺の正面の装飾は、この作品の作者とされる画家の名の由来となっている。彼は「クロタルを持つ踊り子の画家」と呼ばれている。彼は、前6世紀から5世紀の変わり目に、ヴルチで活動したミカリの画家の工房にて修行をしたようである。いくつかのデッサンの特徴と共に、アンフォラの装飾の構成方法や形は、既にこの直前に作られたこの画家の作品にて見受けられる。
出典
Gaultier Françoise, "Le Peintre de la danseuse aux crotales. Recherches sur les ateliers de céramique de Vulci dans la première moitié du Ve siècle av. J.-C.", in Mélanges des Écoles françaises de Rome et d'Athènes, 1987, 99, 1, pp. 63-93.Gaultier Françoise, Corpus vasorum antiquorum, fascicule 26, musée du Louvre, fascicule 39, France, Paris, 2003, pp. 59-63.
作品データ
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Peintre de la danseuse aux crotales
黒像式アンフォラ:クロタルを持った踊り子
前470年頃
イタリア
ヴルチ(?)、エトルリア中部
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陶土、テラコッタ、黒像式
高さ41cm
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旧ルーヴル美術館コレクション
E 755
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ドゥノン翼
1階
エトルリアII
展示室19
来館情報
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
