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見学コース なんて大きいんだろう! 巨大作品づくし

テーマ別見学コース - 所要時間:1h30 - 見学日: 月 水 木 土 日

家族 子ども 学校団体 一般団体

アメンヘテプ3世の名を刻む巨像の足
アメンヘテプ3世の名を刻む巨像の足

© RMN / F. Raux

00イントロダクション

なぜこんなに大きいのでしょうか?
いつの時代も、王様たちは自分の治世に注目を集めようとしました。王国の名声を高め、後世に名を残すためです。というわけで、ルーヴル美術館のとびきり大きな作品をあらためてよく見て、なぜこれらが作られたのかを理解しましょう。

美術館で出会う作品の中には、上を見上げたり、後ろに下がったりしないと全体が見えないものもあります。ものすごく大きいんですよ!自分の家に置いたり、その中に住んだりするには、あまりにも大きすぎます。でも、王様だったら話は別かもしれません。なぜなら王様は、自分の権力を示して、みんなから崇められ、敬われる必要があるからです。それで、王様は巨大な宮殿を建てたり、見上げるような大きさの自分の像を作らせたり、とんでもなく大きな自分の絵を描かせたりしました。見る人たちを圧倒するように、そして自分が死んだ後も思い出してもらえるように、というわけです。もとの場所や美術館に保存されているこうした大作のおかげで、皇帝やファラオは今でもちゃんと覚えていてもらえるのです。

 

次の作品までのルート :

ピラミッドからリシュリュー(Richelieu)翼の方に向かってください。チケットコントロールの後、まっすぐに進み、鉄柵を過ぎたら右に曲がってピュジェの中庭(la cour Puget)に入りましょう。

4体の捕虜、別称敗戦四ヶ国:スペイン、帝国、ブランデンブルク、オランダ
4体の捕虜、別称敗戦四ヶ国:スペイン、帝国、ブランデンブルク、オランダ

© 1994 RMN / René-Gabriel Ojéda

01《捕虜たち》

この人たちの手と自分の手を比べてみましょう。四人の巨人たちはみんなの三倍の大きさです。この巨人たちは、フランス国王ルイ14世が征服した国々を表しています。

表情がそれぞれ違うところをよく見てください。それから敗北の印に気が付きましたか? 武器は壊され、手首には手かせがはめられていますね。その上には、「太陽王」と呼ばれたルイ14世の姿がそびえていました。

その昔、このブロンズ彫刻群は金めっきされ、上には太陽王がそびえる形で、パリのヴィクトワール広場に置かれていました。けれども、王様の像はフランス革命のときに溶かされてしまいました。フランス革命を進めた人々が倒そうとしていた王権そのものを、堂々と示していたからです。

次の作品までのルート :

《捕虜たち》の右手の通路を通り、左に曲がります。階段を上って、それからエスカレーターで1階(rez-de-chaussée)まで上り、古代オリエント部門に入りましょう。展示室1を通り抜け、展示室2で右に折れて展示室4に入ってください。

02サルゴン2世の宮殿

ライオンの首を絞めている巨人の足下に立ってください。この作品は王様の権力を表現しています。その目をまっすぐ見つめましょう。圧倒されてしまいますね。みんなの身長は巨人の膝の高さしかないのですから!ライオンだけは等身大に作られているので、まともな大きさに見えます。後ろを振り返ると、「ラマッス」という二匹の怪物が入口の番をしていて、アッシリアの宮殿と王様たちを守っています。高さは4メートル、重さは30トンあります。この怪物は、賢さを示すために人間の頭部をもち、体は力強さを表すためにライオン、鷲、雄牛という三つの動物でできています。

次の作品までのルート :

二匹の「ラマッス」の間を通り、展示室6に入ったら右に曲がりましょう。展示室8までそのまま進み、左に折れて展示室12aに向かいます。

ダレイオス1世宮殿の謁見の間(アパダーナ)の円柱の柱頭
ダレイオス1世宮殿の謁見の間(アパダーナ)の円柱の柱頭

© 1999 RMN / Hervé Lewandowski / Franck Raux

03ダレイオスの宮殿

二頭の雄牛に近づいてみましょう。何を支えていますか?下にある図を見ると、これが36本の円柱のてっぺんの部分、「柱頭」のひとつだとわかります。円柱は謁見(えっけん)の間の屋根を支えていました。この展示室に収まったのは柱頭だけです。右の窓から外を見てみましょう。円柱全体の高さが想像できますか?
21メートルの高さというと、ルーヴル美術館の屋根に届いてしまいます。これはその当時、世界一巨大な宮殿でした。ペルシアの王様ダレイオスは、隣の国の人々を圧倒しようと考えて、この宮殿を建てたのです。

次の作品までのルート :

展示室13と16を通り抜け、階段を下りてください。まっすぐ通路に沿って歩き、次の階段を上ります。展示室18から21まで通り過ぎ、右に曲がって古代エジプト部門に入りましょう。そして展示室13に向かってください。

ラメセス3世の石棺の桶
ラメセス3世の石棺の桶

© Musée du Louvre/C. Décamps

04ラメセス3世の石棺

花崗岩という石のこの大きな塊の周りを一周してみましょう。エジプトの王様「ファラオ」の体を入れるために、中を掘ってあります。この石はとても頑丈で、ファラオの体を永遠に守るはずでした。体は、このくぼみに直接置かれていたわけではなく、木または貴金属でできた別の棺にしまってありました。飾りをよく見てみましょう。
下の方に一列に彫ってある飾りは、王国の要塞を守る城壁を表しています。階段をもう一度上って、蓋がないことを確かめましょう。

次の作品までのルート :

この部屋を離れ、階段を上って展示室12へ向かいます。展示室奥まで進み、左手を見てください。

アメンヘテプ3世の名を刻む巨像の足と台座
アメンヘテプ3世の名を刻む巨像の足と台座

© 2006 Musée du Louvre / Christian Décamps

05アメンヘテプ3世の巨像

ピンクの花崗岩でできた大きな足に近寄ってみましょう。長さ1.15メートルのこの足は、あるファラオのものです。見上げるとそのファラオの頭が見えますよ。この像は一塊の石を彫って作られており、約10メートルの大きさがありました。像の後ろにある円柱の二倍の高さです。それが立っているところを想像できますか?この巨大なアメンヘテプ3世の像は、テーベにあった葬祭殿の第一の中庭に置かれていました。このファラオの記念として作られたのでしょう。

次の作品までのルート :

この展示室を出て左に曲がり、次の階段まで通路に沿って進みましょう。この階段を下り、目の前に現れた別の階段を上って古代ギリシア・エトルリア・ローマ部門に入ります。まっすぐに進み、階段が見えたらこれを上ってください。それから左に曲がり、階段のてっぺんを見ましょう。

サモトラケのニケ
サモトラケのニケ

© 2006 Musée du Louvre / Daniel Lebée et Carine Deambrosis

06《サモトラケのニケ》

階段の上に張り出している像は、その昔、海を見下ろす神殿に置かれていました。頭部と腕はとても脆(もろ)かったので、折れてしまいました。近くに寄ってみましょう。彫刻家は、どうやって風や海を表現したのでしょうか?体や広げられた翼をじっくり見ましょう。台座は船の舳先(へさき)を表しています。これは「勝利」を人の姿で表したもので、ギリシアがある海の戦いで収めた勝利を記念しています。こんなに大きいのですから、兵士たちは間違いなく勝利すると思ったことでしょう。

次の作品までのルート :

今来た方へ階段を数段下り、左手の階段を上って絵画部門に向かいます。展示室75に入ったら、真ん中まで進み、右側の壁を見てください。

Sacre de l'empereur Napoléon Ier et couronnement de l'impératrice Joséphine dans la cathédrale Notre-Dame de Paris, le 2 décembre 1804
Sacre de l'empereur Napoléon Ier et couronnement de l'impératrice Joséphine dans la cathédrale Notre-Dame de Paris, le 2 décembre 1804

© Musée du Louvre/E. Lessing

07《ナポレオンの聖別式》

このとてつもなく大きな絵を見るために、何歩か後ろに下がりましょう。ナポレオンは自分の権力を示すためにこの絵を注文しました。何人の人がいるか、数えられますか?なんと200人もの人がいて、60平方メートルの画面を埋めているのです。画家ダヴィッドは、三年かけてこの登場人物たちを描きました。

パリのノートル=ダム大聖堂が舞台です。中央に、皇帝ナポレオンが妃ジョゼフィーヌに冠を授けているのがわかりますね。後ろには教皇が座っています。皇帝の聖別式に使う品々を探しましょうか。王冠、王杖、正義の手、それに天球ですね。

次の作品までのルート :

この見学コースはこれで終わりです。展示室奥の扉から出て、左手のエレベーターで出口に向かいましょう。